苦手発表会

好きなものが同じで仲良くなったことはあると思うのだが、苦手なものが同じで仲良くなったってことはあまりないように思う。負の感情に対しては短い好意は持てるかもしれないけど、長い好意が持てるかと言われると難しいからか。

苦手なものを紹介することって案外少ない。自己紹介をするにしても、好きな食べ物、好きな歌手など好きなものをプレゼンしがちだ。本やネットの記事にしても、○○にはこんないいところが!とか、○○だから私は使ってます!みたいなものが多くて、取り上げたものをわざわざ悪く書くってことはそこまでないと思う。叩くって意味では割とあるかもしれないが。

たまに好きの圧力に負けそうになる時がある。例えば野球やサッカー。学生の頃周りの明るい男はほぼこの話題で持ちきりだった。俺はこの2つのスポーツがどうにも好きになれず、選手の名前もスキャンダルが出た方以外は全く知らなかった。あと犬猫。かわいいのはかわいいと思うが、触れ合いがダメ。怖い。ガラス、画面越しに見るので精いっぱい。

○○が嫌いなんて冷たいの?とか、男で○○知らないなんてありえない、みたいな同調が苦手なのかもしれない。お前はこう言ってるが嫌いな奴の意見だって沢山あるんだから押し付けるんじゃねえよ、と言いたいところで肝心の反対意見が見つからない。それが好きな人を否定したいわけじゃないし、適度な布教を無下に拒絶したりもしないけど、苦手な人もいるんだよってこと、押し付け、村八分はやめていただきたいということをお願いしたいのです。

私の苦手にもしかしたら共感してくれる方がいるかもしれないので、ちょこちょこ、苦手発表会をしようかなと思います。むしろ、それを好きな側の方に見てほしいかも。良かったら読んでみてください~~。

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