「怪獣8号」2024年春アニメ感想24
怪獣8号は松本直也さん原作の漫画です。
ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)にて、2020年より連載中。
既刊12巻(2024年4月現在)
元気な時にちゃんと見よう、と思ってようやく見ました!
めっちゃ面白いいーー!🤣
〜あらすじ〜
気になるポイント
・実写怪獣映画のようで引き込まれる、怪獣との戦闘のシーン
怪獣を倒す防衛隊のシーンがめちゃめちゃかっこいい!
3Dもふんだんに使って、怪獣との戦いがダイナミックに表現されています。
魔法や必殺技ではなくて、あくまでリアルに、でもケレン味のあるアクションに魅せられます。
・怪獣の死体を片付ける仕事
主人公カフカの仕事は怪獣の死体を片付ける清掃業。
匂いに耐え、地道に死体の肉を解体して、処理する。
誰も感謝しない仕事だとカフカは言っていたが、いやいやいや…
こんなでかい死体、誰も片付けられる人いませんよ…激務すぎる。
俗にいう3K仕事ってやつなんでしょうが、
清掃業がいなければ、いくら怪獣を倒したって人の暮らしは成り立たないですよね
好きなポイント
・主人公カフカの葛藤に惹かれる
子供の頃、怪獣を倒す防衛隊を目指していたが、合格できず、清掃業者になったカフカ。
一方、幼なじみは夢を叶えて防衛隊のエリート。
テレビに映る幼なじみミナの姿を、暗い部屋でぼんやり眺めるカフカ。
「なんでこっち側にいるんだろ…」
「いやいや、俺だって立派な部屋に住んで、好きなもん食えてるじゃないか…」
夢を諦めきれない、気持ちが燻ってる。
でも仕方がないじゃないか…と自分に言い聞かせる姿が苦しいですね…。
新人の市川に、「なんで防衛隊になるの諦めたんですか?」と問い詰められ
「自分の限界の壁にぶち当たったっていうか…お前も大人になったらわかるって…!」
と苦し紛れに言い繕う。
「諦めるのってそんなに悪いことなの!?」というカフカ。
悪いことですか…!?ねえ!?私も聞きたいよ!
きっとカフカみたいな思いを抱えてる人は世界中にいるよなあ…
心揺さぶられまくりでした(´;ω;`)
・市川レノ
最初は生意気な新人!という感じでしたが、
防衛隊に入る夢を持ち、熱い気持ちを胸に抱いているキャラクターです。
市川は最初カフカのことを「夢を諦めたおじさん」としか認識してなかったのかなと思いますが
清掃の仕事で、一緒に苦しい仕事をこなして、面倒も見てもらって、
カフカの人間性を実際に目の当たりにしたことで、
この人は防衛隊に入るべきだと、思ったから
防衛隊の年齢制限改訂のことを教えてくれたんですよね。
ここの感情描写がとても良い。
防衛隊になることを諦めていたカフカを少しだけ鼓舞してくれて
怪獣になったカフカのことを、最初から助けてくれて、秘密も守ってくれて…
もう1人の主人公ですね。
カフカとコントみたいなやりとりをするシーンが、シリアスなストーリーの清涼剤になってます。
シリアス一辺倒だと思ったら、ギャグシーンに救われる!(T ω T)
いつまでも仲のいい関係でいてほしいな〜
全体の感想
1話はあっという間に終わってしまったというくらい、面白かった!
カフカのストーリーには惹かれるし、テンポはいいし、最後にあんなに簡単に怪獣になっちゃうなんて思わなかった。
いやいやどうすんのこれから!?
人間の人格は普通にあるし、人間の姿にも戻れるから、一旦正体は隠して
また防衛隊を目指すことになるわけですが…
試験の行方もきになりますね。
ちなみに漫画版は結構サクサク進んでしまうのですが、アニメは演出が盛りに盛られてかなりドラマチックになっております。
グロ描写もアニメでパワーアップしてますが、進撃よりはマイルドです。
アニメ見てから漫画読んだのですが、アニメ演出で、補われたシーンがかなりあります。
アニメだと市川がカフカの合格発表を先に覗いて嬉しそうに顔がぱーっと明るくなるのが足されてて良かった!
鼻栓にぎりしめてて、ちゃんと使ってたんだな、とか。
一見頼りなさそうな先輩でも、先人の教えって大事なんだよ…。
怪獣とのバトルが好きな方以外でも、
夢を追いかけていて悩んでいる人にも刺さると思うので、ぜひ見てみてください😄
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