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「ばいばい、アース」2024年夏アニメ感想17~難解だけど見続ければだんだん面白くなるタイプのファンタジー

ばいばい、アースは、冲方丁さんによるファンタジー小説です。
角川書店から2000年に刊行された。
2007年から2008年にかけて角川文庫版が刊行。
イラストは天野喜孝さん。文庫版はキム・ヒョンテ。

『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)にて、2020年から2022年まで、麻日隆さんの作画によるコミカライズが連載。

これ原作知らないでアニメ見たら、1話は世界観説明があまり無く、専門用語が多いので視聴が難解でした。

1話だけだとよくわからなかったので2話まで見てみました。


~あらすじ~
この世界で唯一の人間の少女ベルは、師シアンの命でチェイサー湖に出現した巨大生物の撃退に向かい、湖の周りの種族たちを助ける。

しかし、種族的な特徴を何一つ持たないベルは奇異な目で見られていた。

唯一の友はかつて<剣の国>で出会った大剣<唸る剣ルンディング>だけ。

どこかものさびしさを感じていたベルが自分のルーツを探すため旅に出ることを決意すると、シアンは師としての最後の試練として自分と戦うことを命じる。

ばいばい、アース アニメ公式サイトより

■気になるポイント


主人公のベルは人間。他の人はみんな獣人の世界。

1話からずっとベルは、獣人達から奇異の目で見られます。
理由はツノも牙も爪も獣のようではないため。
ただの人間はベルだけのようです。
でもそれだけで異端だと見られるのは不思議です。
見たところ、山羊の角だったりウサ耳だったり、たくさんいるので、一人くらいただの人間がいても不思議ではなさそうですが…

ベルもそう思って、ただの人間を探しているようです。
外見が重視される世界なんですかね?

ベルは石から生まれたとも言われてましたし、石の中に長い年月眠っていたとか、なにか特別な存在なんでしょうか
この世界って地球ではなくて別の星なんでしょうが、実際の地球はどこかで存在してるってことなんですかね…


■好きなポイント


時々出てくる魔法の道具?が面白い。

ベルは時計石というアイテムを持っているのですが、時間によって色が変わる宝石です。
2話ではクォーツの森という場所が出てきて、どうやら時計石の宝石の樹木らしく、色が変わるのが幻想的で見ていて面白い。

ベルが飲み物を作る時、水の結晶を指で割ると飲み水に変化したり

笛の音を聴かせると作物がよく育ったり…

<全体の感想>

原作読んでないとわからないことが多い。
アニメではほとんど説明されない。
1話は初見だと置いてきぼりだけど2話からは落ち着いて見れる。
世界観を楽しむ作品だと思う。
謎が多いので1,2話だけだと判断がつかない。

2話で、ウサギの子を守ったのに、
敵の剣を砕いたことが良くないことだったみたいで
「なんで?どうして?」と疑問が湧いて調べたくなるし、(そういえばベルも剣を友達のように扱ってたなあ)

飢餓同盟っていう悪霊みたいなのが突然湧いてきて、仲間に引き摺り込もうとしてたり

神は存在していて、儀式をクリアしないと、国の外には出られないとか(ざっくり言うとそんなかんじ)

今作の独自の世界システムがあるようで、海外のファンタジーや、ファイナルファンタジーとかのゲームの世界のようで面白いです。

その場で詳しく説明してくれないので、置いてきぼり感がすごいのですが、
世界観設定が細かい作品好きな人は楽しめると思います。

時間がある時にじっくり一気に見るといいかもしれません

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