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大根の花の下には大根は無いの?諸葛亮孔明の花。

最近アニメばっかりだったのですが、その間に書きたいことや、描きたいことがいろいろ出てきまして…
今日は大根の花について書こうと思います🌸

もう時期も過ぎましたが、私の家の近所にはまだ咲いてる、あの紫色の花…
私にとっては思い出深い花なのです。




季節は遡るのですが、4月上旬東京の井の頭恩賜公園を散歩した時のこと。

紫色の花が群生しているのを見かけました。

この花、私が小さい頃すごく好きで、家に植えてくれと駄々をこねて
母方のおばあちゃんが、実家の庭に植えてくれたことがあるのです。
(電車に乗ってると土手に紫の花畑がいつも見えてそれがお気に入りだった)

住んでいた埼玉でむしって、東京のおばあちゃんに見せに行ったところ

「これはダイコンの花だよ。雑草だから珍しいもんじゃない。花屋さんには売ってないよ」

大根の花!?


じゃあ、あの花畑には大根がたくさん埋まってるのか?
と思ったのですが
下に大根は埋まってないらしい…。

どうやら、本当の大根の花に似てるので
ハナダイコンというらしい。

大根じゃないのにダイコンという名前なのが、納得いかなかったのをよく覚えています。

そして最近、大根の花、もといハナダイコンを調べてみたところ。
他にも名前があり、

ムラサキハナナ
オオアラセイトウ
諸葛菜(ショカツサイ)

とも言われるそうです。
諸葛といえば、諸葛亮孔明。
まさに孔明が戦地で食用にするため広めた…という逸話があるそう。

おばあちゃんは小学校卒でそのまま奉公に出て結婚しているのですが(両親は早くに亡くなっている)
花の知識はすごく豊富で、尋ねると大体知っていて、教えてくれました。

なのでおばあちゃんの家の庭は花や植物だらけでした。

花は薔薇、あじさい、菖蒲、コスモス、彼岸花。果物はミカン、柿、グミの実がたくさん成るので、夏に氷水で冷やして食べたり。
柿の若葉やシソの葉をてんぷらにして食べたり。果物の葉っぱは大体食べれる、というのがおばあちゃんの自論。

花の名前や食べられる花というのもどこで覚えたんだろう?
多分戦時中だったから、とにかく食べれる植物を覚えて庭に植えてたのかな。

今思うとすごい人だったんだな、もっと話をしたかったなあ。

季節が変わると、あの花が庭に咲いてるなあと、目に浮かぶ。

今でも実家に行くと、季節の花や植物がお出迎えしてくれます。

道路脇の花壇とか、バス停の花壇とか、誰かが手入れしてくれてるんだと思いますが
花が咲いてるのを見ると少しだけ心が軽くなりますね。

たぶん、それはおばあちゃんのおかげなんだなあと、
ダイコンの花を見ると思うのでした🌸


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