「Unnamed Memory」2024年春アニメ感想15
「Unnamed Memory」は、古宮九時(ふるみやくじ)さん原作のライトノベルです。
元は2008年に個人サイト「no-seen flower」に掲載されていた小説で、
2012年より「小説家になろう」でも連載が開始されました。
そのあと「カクヨム」に移籍、角川書店から書籍化されて、2019年~2021年で単行本全6巻で完結しています。
キービジュアルやキャラデザ、あらすじ読むとなんかとっつきにくそう…?
大丈夫かな、と思ったのですが
登場人物が意外とフランクで面白い…
ちなみにティナーシャの声優はフリーレンや、アーニャ、ジョジョのエンポリオの声優種﨑敦美さんです(すいません、ジョジョは完全に私情です笑)
最後の方に種崎さんのことも書きましたよ!
~あらすじ~
気になるポイント
・オスカーについて
本名はオスカー・ラエス・インクレアートゥス・ロズ・ファルサス(長い!)
ファルサス国の王太子。
沈黙の魔女から子孫を残せなくなる呪いをかけられて
呪いを解いてもらいにティナーシャに会いに来たけど、呪いは解けないと言われた。
どうやら呪いがあるせいで母体のほうが耐えられないらしい。
では代わりに沈黙の呪いに耐えられる女性(子供と人妻は除く)、
つまり嫁を探してもらうことになったのですが、
「じゃ、お前(ティナーシャ)でいこう」ってのは、いい性格してますw
あれ?この人、王太子だよね?(笑)
「老人でもいいって言ってただろ?」(たしかにティナーシャは老人なのかもしれないけど失礼w)
・青き月の魔女ティナーシャ
魔女だけど、恐ろしくはなく普通にお茶できるくらい社交的。
塔の挑戦者が失敗しても、病気を治してほしいという願いは叶えたり、お人好しな面がある。
オスカーの呪いは解けないことがわかったけど、別に方法を探してくれるの優しい…
人道に反することはしないとか、とても人間らしいです。
好きなポイント
・キャラクターが意外とコミカル!
王太子なのに気取らず、フランクなオスカー。
魔女なのに気さくなティナーシャ。
王道ファンタジーだと構えて見たら、セリフ回しがテンポ良くて面白かった。
全体の感想
これ、原作は長い歴史があるのですが、今季のアニメでかなり埋もれちゃってますね。
キービジュアルが大人しいですし、キャラデザもよくある、なろう系に見えてしまって線が弱いのがだいぶ損してる気がします。
前半はよくある導入でちょっと退屈なのですが
中盤ティナーシャが出てきてから印象が変わりました。
小難しいファンタジーなのかと思いきや、会話のテンポが軽快なんですよ。
バトルや勢い、ネタに頼らず、セリフ回しや掛け合いで面白くするって良い作品だなあと思います。
まだ始まったばかりなのでどうなるかわかりませんが
王道ファンタジーでも小難しくなく、ライトノベルの軽快なセリフのテンポが好きな方は楽しめると思います。
1話の時点では作画は普通ですね。
塔に行く騎士、魔女に呪いをかけられるという話も古典ファンタジーらしくて個人的には好きです。海外のファンタジー小説好きな方にも合うかもしれないですね。
「◯◯の魔女」って設定好き…!
アニメ公式サイト↓
小説↓
コミカライズ↓
〜種崎敦美さんのこと〜
今作、青の月の魔女ティナーシャを演じている種崎敦美さんはたくさんの作品で有名なキャラクターを演じてらっしゃいます。
(以下。私が見たことがある中で有名なもの。他にもものすごーくたくさんあります)
アニメ
「葬送のフリーレン」(フリーレン役)
「薬屋のひとりごと」(玉葉妃役)
「SPY×FAMILY」(アーニャ・フォージャー役)
「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(ダイ役)
「ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン」(エンポリオ・アルニーニョ役)
実写吹替
「ホークアイ」(ケイト・ビショップ役)2代目ホークアイ
ちびっこ幼女、感情の乏しいエルフの声、女子高生の声、元気な少年ボイス…他にも聞いたことない演技たくさんありそう。
ダイとかぴったりで完璧だったなあ。
あと驚くべきはエンポリオ、種崎さんなんですよ!!(ジョジョ知らない方はすみません)
当時全然知らなかった。ジョジョの独特のあのセリフ回し完璧でしたよね?
最後の方のエンポリオの泣きの演技がもう泣いちゃうんですよ…。
泣きの演技が上手い声優さんは名声優。
アニメと実写両方やれる方、引き出しと技術が相当、経験値があると言うかポテンシャル高すぎというか…。
今回のティナーシャは上記のキャラとはまた違う声です。七色ボイス!
この声優さんの声をちょっと聞いてみようかな?と言う気軽な気持ちで、アニメを見てみるのも良いかもしれないですよ😄
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