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「魔導具師ダリヤはうつむかない」2024年夏アニメ感想13~1話は父と娘だけの二人暮らしのお話が良かった

魔導具師ダリヤはうつむかない
は、甘岸久弥さんによるのライトノベルです。
「小説家になろう」で2018年から連載されており、書籍版はMFブックス(KADOKAWA)より同年10月から『魔導具師ダリヤはうつむかない 〜今日から自由な職人ライフ〜』のタイトルで刊行されています。
既刊11巻(本編10巻+番外編1巻)(2024年6月現在)

現世のOLが死んで、異世界に転生するというジャンルがありますが、今作はそのジャンルかと思われます。
こういうジャンル初めて見たのですが面白かったです!

~あらすじ~
ダリヤ・ロセッティは二度目の人生を魔法のある世界で歩むことになった。 父・カルロが見せてくれた魔導具・妖精結晶のランタンの輝きに感動して、父と同じ魔導具師になることを決意する。 幼いながらも、さまざまな魔導具を夢想しては、書き溜めていく日々。 そんなある日、ダリヤは父が出かけている間に、一人で魔導具を作ろうとするが――。

魔導具師ダリヤはうつむかない アニメ公式サイトより

■気になるポイント

作画があまり良くないかも…
でもお話は良い!

作画が良い作品のあとに見てしまうと、気になってしまいますね。
作画アニメではないので、ストーリーを楽しむアニメとして見るのが良いと思います。

春頃に、作画に北朝鮮関与のニュースがあって話題になっていたそうですが、その影響で作り直しがあったのか…ということですが

推測ですが、中国や海外に仕事を出す時は大抵が動画や仕上げなので、原画自体は国内で作ってあるのを再度、他に動画仕上げを依頼しなおした可能性はあります。
が、原画自体もあまり作画が良いとは言えない点が多いため、元からスケジュールが悪かったのではないかと推測されます。

■好きなポイント

お父さんが良いキャラしてる!

1話はダリヤのお父さんの親バカ爆発で、良いキャラしてました。
魔道具を作るスペースをダリヤに作ってしまい、
「ちゃんと言い聞かせてるから危険なことはしないよ」と心底信じきってたものの

ダリヤが約束を破って、勝手に魔道具作って部屋でボヤ起こした時のお父さんの対応が良かったですね。

頭ごなしに怒るわけではなく、「どうしてこんなことをしたのか」ちゃんと理由を聞いてる。

お父さんも魔道具は危ないって説明はしたと思うんですが、子供は好奇心で危ないことでもやっちゃいますよね💦

一歩間違ってたら実際に髪にあてて頭がburnでしたよ!🔥
実際にお姉ちゃんの髪に使わなくてよかった。

一度失敗したらもう2度とこんなことは起きないと思うので、結果的には良かった

こういうことあったら「どうしてこんなことしたの!」って怒る親しか見たことないので、良いお父さんだなあと思いました

その後ダリヤの思いつきを実現するべく、一生懸命協力してくれるお父さん。
親子でDIYっていいよねえ
今季のお父さんキャラナンバー1だと思う。

魔法を生活に利用する世界観

冒頭に、魔石?を魔道具に使って、火を起こしたり、明かりを灯したり、生活家電に使ってるよ、という説明もさらっと説明。

魔道具は電気家電みたいな位置付けなんですかね?
魔石は貴重な気がするけど、どこから採掘するのかな。魔道具に入れる時に純度とか加工とか必要そうだなーとか考えると楽しいですね。

<全体の感想>

ダリヤとお父さんの親子関係が良い!

ダリヤの家はどうやらお母さんがいないようで、お父さんが母親の役目をすることがあると思うのですが、このお父さんの娘への会話とか生活スタイルが良いですね。

お父さんがドライヤーで娘の髪乾かしてるアニメってちょっと珍しい。

2人で一生懸命がんばってドライヤーを完成させた(徹夜!?)次の日の朝のコーヒーめっちゃ美味しそう!☕️

アニメのお父さんキャラって厳しかったり、不器用だったりで、こういう楽しく子育てしてるお父さんキャラは新鮮で良かった。
(ちなみに私の好きなお父さんキャラでパッと思いつくのは野原ひろし、マース・ヒューズ、あの花の主人公の仁太のお父さんですね。
仁太が不登校で家にずっといるのに、「今日ごはんどうする~?」みたいなかんじでお父さんが自然体なのがいいんですよね)

あと家政婦?のソフィアさんもいいですね。
お母さんいないから通いで家事をしてくれてるんですけど、ダリヤパパが徹夜した時は叱ってくれるし。こういう人間関係描写、ほっとします。

激しいアニメじゃなくてたまにはほのぼのしたファンタジーアニメを見たいなという人におすすめ!


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