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「となりの妖怪さん」2024年春アニメ感想14

となりの妖怪さん
は、nohoさん原作の漫画のアニメ化です。
2017年にXで連載され、後にウェブコミック配信サイト『マトグロッソ』(イースト・プレス)にて2022年まで連載されました。

~あらすじ~

山合いの風がよく吹く町、縁ヶ森町―。
妖怪と人と神様が暮らすふしぎな日常の中で、それぞれの喜びや悩みを胸に日々を生きる、妖怪たちや人間たち。
猫として20歳まで生きて、猫又に新生したぶちお。
行方不明の父親を気にかけながらも、前向きに生きている人間のむつみ。
代々この町を守っているカラス天狗のジロー。
まったりほのぼのした田舎町の日常の中で起こる、ちょっとふしぎで優しい、繋がりの物語――。

となりの妖怪さん アニメ公式サイトより

気になるポイント

・人間の生活の中に妖怪が存在する世界

天狗、カラス天狗、河童、化けキツネ、つくも神、
たくさんのキャラクターがいるのですが
人間が普通に妖怪と共存して助け合って生活してる作品は初めて見ました。

カラス天狗からアイスもらったり、
「うちの猫が猫又になった瞬間を録画した!」とか、人間にとって妖怪は不思議な存在ではないらしい。

妖怪にも届け出、保険があるらしいので、国の公認みたいですね。

・むーちゃんのお父さん失踪事件

主人公むーちゃんのお父さんは死んだことにされてますが、
どうやら失踪したみたいです。
彼岸ではない虚数次元?虚無の存在に飲み込まれたというけどどういうことでしょう。

天狗「誰のせいでもない、 本質を曖昧に持つ人間には仕方がない事といえる」

なんか不吉…!

好きなポイント

・猫又のぶちお

「実は昔からシャイで…」
「名前はぶちおだし…」

20年飼ってた猫・ぶちおからのカミングアウト。

本当は自分の名前気に入ってなかった…?という話が私的にドキッとしました;;
うちの猫ブリティッシュショートヘアだからブリなので…
気に入ってなかったらどうしよう!

20年で普通は天寿を全うするんだけど、新生したら妖怪になることがあるらしい。
うちの猫も20年生きてほしいなあ…。


全体の感想

小さいお子さん向けアニメ!親子でも見れそう。
雰囲気的にNHKですね。
テンポが速い、今風の絵柄の作品慣れてる人には物足りないとは思いますが
ちょっとバトルアニメは疲れたなーという人には見やすいですよ。

話も身近で、猫が長生きすると猫又になった!とか
お盆の夜に来た白馬はムーちゃんが作ったきゅうりの馬だったとか
いつのまにか幽霊のおじいちゃんが家に入ってたとか
狐は人間に化けられる、とか
キャッチ―で子供には楽しいと思う。

あと作画が良い!
子供が危なっかしく走る動きとか、アイスをガリっガリっとかじる動きとか、すごく細かい。
麦わら帽子が歩くたびに揺れるのがこまけえ~と思いました。
背景美術もかなり美しい。

種族が違ういろんな人たちの交流の描写、価値観とか感情があるってことを、
考えさせられるきっかけになるようなアニメだなあと思いました。
ちょっと教育系ってかんじですかね。

私の子供の時の妖怪ものって、結構おどろおどろしくて
トラウマになるような話が多かったので、(主にぬーべー)
このくらい優しい方がちょうどいいかも。
優しい話だけかと思いきや失踪事件のこともあるのでストーリー性もありそうです。

妖怪ものの作品好きな方におすすめ!


今季今まで見た中で1番動きが生き生きしてて、良質なアニメーションです

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