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eスポーツ界の優等生! ぷよぷよチャンピオンシップの決勝トーナメントを観戦しました

Ⅰぷよぷよチャンピオンシップとは

 ぷよぷよチャンピオンシップとは「ぷよぷよeスポーツ」を用いて行われるぷよぷよの公式大会を指します。
 今回で5シーズン目であり、7月17日には5シーズン2回目の決勝大会がお台場のジョイポリスにて行われました。

 メインステージは2階中央にあり、3階部分は吹き抜けになっているため、多くの場所からステージの見学が可能です。
 また、国体の文化事業で行われる全国都道府県対抗eスポーツ選手権とは別に行われている大会であり、チャンピオンシップだけでもたくさんの大会があります。
 公式大会の数が充実しているため、選手のモチベーションが維持しやすいのがぷよぷよのメリットです。

Ⅱ大会以外のイベント

 ぷよぷよのマスコットキャラクター「カーバンクル」との記念撮影会がありました。ぷよぷよが好きなら1度は撮影したいと思う方もいるはず。
 また、大会前にはプロゲーマーによるサイン会もあり、選手のファンも楽しめます。
 競技とは直接関係がない内容でも、こういった施策があると遊びに行きたくなりますね。


 さらに、会場内でパブリックビューイングができました。なぜ、会場内でパブリックビューイングが必要なのかというと、メインホールが狭いうえに立ち見となることが原因です。パブリックビューイングの会場は椅子と大型モニターがあり、食事をしながらゆっくり大会観戦ができます。
 加えて、決勝大会に進出できなかったプロ選手が大会の解説を詳細に行うスペースとしても機能していて、ぷよぷよの初心者はこちらのほうが楽しめたと思います。
 こちらのスペースにはぷよスポの試遊コーナーもあり、大会を見て興味を持った方がすぐに遊べるようになっています。ジョイポリスに遊びに来たカップルや親子などがプレイしており、ぷよぷよのコミュニティ拡大の施策がなされていました。

Ⅲなぜ、優等生なのか?

①ぷよぷよのルールを知っている方が多いこと

 ぷよぷよは発売してからの歴史が長いことやルールがシンプルであるため、日本人であれば多くの人がルールを知っています。
 そのため、大連鎖が起こればそれがすごいことがわかりますし、大連鎖をされないように短い連鎖で相手を倒せばそこのすごみも理解できます。
 そもそも高速でぷよを積み上げている段階ですごいことであり、観客がそれを理解している点で圧倒的に有利です。
 eスポーツの弱点である、ルールがわからなければ面白みが伝わらないという点を克服できています。

②操作がシンプルで老若男女問わずプレイ可能なこと

 ぷよぷよは操作自体はとても簡単です。何かしらのゲーム機のコントローラー操作ができればすぐに遊べます。
 そのため、ルールがわからない場合や大会に興味を持った場合にゲームをプレイするハードルが低いです。
 そのため、家族で応援しやすく、応援してくれる方を容易に増やせる点が素晴らしいです。
 そうするとコミュニティ外部への印象が良くなるので、スポンサーが付きやすい環境を作れると考えます。
 イベントに家族連れで来場する人が多いので、商品を売りやすいという点もプラスに働くことでしょう。

③大会の数が多い

 ぷよスポは大会が多く、大きな国体の文化事業枠で行われる「全国eスポーツ選手権」やセガ独自に行う「ぷよぷよチャンピオンシップ」などがあり、セガのサイトぷよぷよキャンプの機能を使えばコミュニティレベルでも公認大会が開けます。
 コミュニティ大会を開く団体は東京だけでなく地方にも存在しているので、関東近辺に住んでいなくてもオフライン大会の練習ができるのは素晴らしい環境だと思います。

Ⅳ大会に興味がなくても観戦してしまう仕組み

 ゲームの知名度が高く、愛着を持ちやすいキャラクターを活用したイベントがあれば、多くのユーザーが集まりやすいと思います。それこそ、コスプレOKのイベントにしたり、グッズ販売があればなおさら集まりやすいのかもしれません。
 また、ゲームのルールがシンプルな点も重要だと思います。ゲームのルールが複雑であったり、アップデートが多いゲームだと、観戦勢が大会観戦を楽しめなくなります。
 流行りのゲームはアップデートが頻繁に行い、プレイヤーに飽きさせないように配慮するため正解はありませんが、シンプルなルールであることやアップデートが少ないことはeスポーツとしてはデメリットではないと思います。

Ⅴ今後の課題

 「大会を開くことでどのように収益を上げるのか」が課題になると思います。
 なぜなら、大会を開くための運営費や選手への賞金の支払いのためにお金を稼ぐ必要があるからです。
 ぷよスポの場合はゲームを購入する際にお金を払うため、ゲームの売り上げが増えればその一部を運営費などに当てられます。
 また、今回のように会場をセガサミー系列の企業で運営する店舗などで行い、入場料を得るのも収益を得る一つの手段です。
 とはいえ、ゲーム内課金がなく、ゲームを購入したユーザーから集金する手段がない。また、大会会場を毎回セガサミー系列で運営している施設にできるわけではないのが課題になります。
 eスポーツとして成功し続けるためにはいかにして集金を行うかを考えなければいけないですね。


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