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【Bur@rt Diary】 白黒よりもグレーに惹かれる、アートも。

毎週月曜日の朝にお送りする週1回の定期投稿企画【Bur@rt Diary】。
ぶらっとアートの編集長が、アートに関すること、日常の好きなことや思ったことを日記形式でつらつらと綴っていく記事です。お暇なときにでもお読み下さい。

先週の話ですが、ドラマ「知らなくていいコト」の最終回でした。
いやぁ、このドラマ良かったです。「テセウスの船」と並んで今クールの優秀作品でした。あ、2週連続でドラマネタですね、すみません😅


※以下、ネタバレ含みます。

ドラマ「知らなくていいコト」は、スクープ報道を狙う週刊誌の編集部が舞台の連続ドラマ。主人公役の吉高由里子さんドラマらしく、恋愛要素を含んでいました。

細かいあらすじはさておき、私の周辺の女性陣は、吉高さんが惹かれていく尾高(柄本佑)に惚れ込んでいました。尾高、確かに格好良かったですね。男の目から見ても素敵だなぁって思いました。

ドラマの終わり方には賛否がありますが、白黒付けないドラマの展開が私にとってはとても味わい深く心に残りました。
※見方によっては白黒付いてますが、私の見立ては幾つかのポイントをグレーで終わらせていると解釈しました。

事件の真相を最後まで語らない乃十阿徹(小林薫)、ケイト(吉高)と尾高の関係、大人の恋愛物語。「知らなくていいコト」ってタイトル、良いですよね。大石静さんの脚本、とても素敵です、主題歌も。

きっと誰にも白黒つけられない 何度も引き裂かれながら
素顔も仮面も 二人にとっては真実
大切な想いは今も あなたと僕の中にある
〜主題歌:flumpool「素晴らしき嘘」

恋愛ストーリーって人によって、その立場や自分の置かれている状況によって色んな受け止め方や見立てが出来て好きです。アートにも似てますね。

恋愛って、究極の人間付き合いですから、人間のダメな部分も含めて向き合っていかなければならないものだと思います。ドラマの中にそういった要素がさりげなく散りばめられていて、色んな感情が交錯していきました。
私の大好きな映画、「ラ・ラ・ランド」にも似ていました。

白も黒も付けない、グレーゾーンを受け入れるって姿勢が嫌いでありません。ぼんやりとして曖昧な状態を許容すること、受け入れること、飲み込むこと、そういう姿勢やあり方に強く共感します。

SNSで論争される白か黒かで答えるという風潮、その間に広がっている無限の色に考えを及ぼすと、自分の行動や振る舞いに身が引き締まる思いです。
皆さんはいかがでしょうか?

2020年3月14日の日記

日経新聞の日曜版企画「NIKKEI The STYLE」にコレクター特集が組まれました。私も一部取材にご協力いたしました。先日受けた雑誌の取材と違って、新聞の取材は時間とお金が掛かっていて凄いなぁと思いました。アート雑誌が2万部で日経さんは400万部ですからその違いは明らかなのかも知れませんが、媒体力の格を見せつけられたようです。アートコレクションの経験がない記者の方が、カメラマンさんと一緒に東京から京都まで何日も掛けて取材されていて、まとめた記事もお見事でした。

サイトへの訪問者も凄い勢いでした。直帰率もそれほど高くなかったので、新規の読者さん、サイト内をたくさん閲覧頂いたようで良かったです。

解析ツールの状況を見ましたが、なかなか面白い動きをしていて参考になるものですね。傾向が少し偏っていました。

以下の「現代アートを買おう!」がサイト経由で沢山売れたようです。


今週の予定

新型コロナの影響で美術展が軒並み延期や終了に追い込まれています。
今週は、京都市京セラ美術館のリニューアルオープン内覧会が開催されます(4/4オープン予定)。京都や大阪に足を運ぼうと思っています。関西の展覧会情報お持ちの方、お待ちしています。

それと、20日の夜にコレクター飲み会やります。あと残席残り僅かです。今回は作家さんとギャラリストさんもご参加OKです。
顔見知りの方に限りますが、興味ある方はご連絡ください!


最後に、今年のVOCA展、めちゃ良いですよ!

では、今週も頑張っていきましょう!




いただいたサポートは、文化的投資に使いたいと思います!