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ネガティブ・ケイパビリティ
去年の春頃にこの言葉を初めて知りました。
ネットの海で調べてみたところこんな記事が
イギリスの詩人ジョン・キーツ。「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」を指し、弟に宛てた手紙の中で1度だけ使ったとされている。
そして、キーツの死後から約160年後。第二次世界大戦に従事したイギリス人精神科医ウィルフレッド・ビオンが、心理臨床の場でこの概念を重視し広めたとされる。ビオンは、患者と接する時に、ネガティブ・ケイパビリティが大切な素養であると捉えた。
曰く、どうにも答えの出ない、どう対処しようのない事態に耐える能力
自分の力ではどうしようもないこと、何も手を尽くせないけれど辛いことってありますよね。
そんな言葉を聞いたのは、これからの時代にどんなリーダーが求められるかという内容のスピーチの中でした。
これまでの優れたリーダー像
今までの時代は熱いリーダーが求めまれていた、部下や仲間を叱咤激励し落ち込んでいる人を励まし、ときに叱責して奮いたたせていくようなそんなリーダー
そしてそのリーダーの仲間にいる人は常にポジティブでやる気に満ち満ちていて出来ないことに対してすぐ行動し、解決策を見つけこなしていくような人
そんな人たちが集まっている場所は、正直自分も苦手でした
成功する鳥は群れを成して飛ぶ
というように熱く熱く語っている場所にいると自分の出来なさに自分で打ちひしがれていくような気持ちになりました。
これからどんなリーダーが求められるのか
答えや解決策を急がず、相手に歩調を合わせながら、ただゆっくり時間を過ごすというネガティブ・ケイパビリティの姿勢が大切なのです
相手に寄り添って否定をしない、ただただ話を聞いて相手を肯定していく
「自分てこんなことで悩んでいてダメなやつですよね」
「そうかぁ〜ダメだって思うんだね」
「情けないなと自分でも思うんですよ」
「情けないなって思ってしまうんだね」
というような、叱責も激励もしない
落ち着くとこまで寄り添って温かく見守ってあげる
そんな
温かいリーダー
が求められていくそうです。
そう聞くとこれからリーダー・まとめる人先頭に立っていく人は
優しさを発揮しながら導いていけるってことなんだろうか
そう考えると今までそういう役割に見合っていなかった人が
時代の流れ変遷によって表舞台に立っていくようなことになるのだろうか
そうなれば日本の社会の現場で人間関係に悩んでいる人も少なくなっていくのではないだろうか。。。
熱いリーダーがもたらす悪い可能性・自分の職場にもいます
熱くプジティブで周りを巻き込んで激励していく人だけが優秀だと認められていたからこそ、それに逆らえない意見を言えない、反抗してしまったら自分の居場所がなくなるというような環境になってしまっていたのではないかと思います。
かくいう私が勤めている飲食店の店長もそんな感じです!
熱いリーダーそのものを体現しているような方です。
休みも関係なく常に職場にいて、周りに目を光らせ数字を管理し
出来ていない人がいれば即感情のままに注意していくようなかた、それが嫌でやめていく人がたくさんいれば、ついていく人もいる。
そんなかた多いのではないですか?
これから暖かく優しいリーダーが結果も出していけるような時代に突入していってくれるといいなと思います。
こんな本も読んでみよーっと!!
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