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ダイエット依存症たちの身勝手な解釈と超矛盾の塊

いきなりダイエットは無謀でしょ

普通、「よし、太ろう!」と思って太った人はいないはずだ。
なのに痩せるときだけ奮起するのはなぜだろう?
そうやって変に気負うから、途中でメゲる。

痩せる時も気負わず、変な目標は立てないほうがいい。
目標なんぞをガッチリたてようものなら、目標が一人歩きしちゃって結局達成できないということにあいなる。
挫折、だ。

たぶん失敗ダイエットのほとんどが達成できない無理な目標をたてたから。
目標をたてただけで自己満足しちゃうなんてことも大いにある。

目標が達成できれば嬉しいし、モチベにもつながるんだが。
でも、一回じゃダメで続けないと。
これが問題。
続かない。

無謀な思いつきの「目標」ではなく
「目処」程度の小さな指標をもつぐらいが気負わなくていい。

みんな今の体重に満足だろうか?

満足していないからこの記事に興味を惹かれ、読んでると思うのでまず最初に聞きたい。
今の体重にに至るまで何年かかっただろうか?

今の体重は何キロ?
理想の体重は何キロ?
それは何年前?
ということは、何年かけて太った?

今の体重から理想の体重を引くと、増減体重。
普通は増えた分。増体重。
この数字をかかった年数で割ると、年間平均増量数。
これをさらに12で割ると、月間平均増量数。

こうして計算すると、思っていたより少ないと感じるのではないだろうか。
毎月たったの数グラムずつ、時間をかけて太ってきた
1ヶ月で何キロも太ったわけではないのがわかるだろうか。

ではなぜ痩せるときだけ短期勝負に出ようとするのか。
ひとつには、短期で落ちるのがいいという風潮があるかもしれない。
これは物売りの考え方。

時間をかけて結果を出すより
短期の方が効果をアピールしやすい。
だからお金になる。

でも、急激な減量は身体に相当な負荷と
ダメージを与えることは想像できるはずだ。

1ヶ月10キロ減の異常

プラス10キロをどう思うだろうか?
性別や体格によっても違うが10キロの増減。
しかし、万人に影響を与える数字であることは間違いない。
10年かけて10キロの増減。
であったとしても、健康に与える影響は計り知れない。

1年も続かない、なぜか?

結論は、無理な計画をするから。
最初は結果が出るが、すぐに止まる。
カラダがエコシフトして、そこで減少は終わり。
で、メゲる。

なにか新しいメソッドが出たら手を出す。
結果が持続せず、メゲる。
そしてまた新しいメソッドが出たら手を出す。
で、またメゲる。
この繰り返し。

ダイエット依存症、といえるかもしれない。

それとも短期勝負で、後は現状維持に力を注ぐ?
それはいずれリバウンド大魔王にやっつけられる。
間違いない。

一年毎の楽々ロングラン計画が続けやすい

例えば
たった月2kgの減量だったとしても
1年後には24kg減量。
月2kg減だと1日70g程度。

仮に150gだったら?

150グラムといったら白米なら中茶碗に軽く1杯。
カロリーにするとおおよそ250kcal。
一日にご飯茶碗半分の70グラム。
これだけ軽くできればいい。

こう考えるとそんなに難しくない、と思える。

ちょっとだけ頑張って、半月でクリアする。
でもそれ以上は下げない。
残り半月は維持に努める。

月の前半は少し食事制限を強くして
運動の強度もあげる。
ちょっとだけキツイ。
でも毎月達成感がある。

月の後半はゆったり現状維持。
食事は大食いしない程度に。
「ちょっと控えめ」な意識にする程度でいい。
運動も強度は気にしない。
カラダを動かせば、それでいい。

毎日の体重計に変化があれば
少しだけ対応する。
これで元のレールに戻る。

体も危機感持たずに安心していられる。
次月の2キロに抵抗しなくなる。
リバウンド大魔王の出る幕なし。
達成感もある。

ココロもカラダも楽。

この繰り返しを12ヶ月。
たったこれだけ。

いっぺんに落とそうとするから無理をする

集中的に極端な減量をしようとする。
だから集中的に元に戻る。
戻り始めたら修正が効かない。
モチベーションだって上がらない。

人間我慢は長続きしない
我慢や頑張るダイエットは無理。
最初から諦めよう。
楽して知らぬうちに減っている。
というのが最高。
太ったときのように。

1ヶ月余裕の2キロ減。
1年で24kg。
半年で12kg。
これでも多いかも。

では
半年後にフォーカスして考えてみよう。

1ヶ月で12kg落として後の5ヶ月を
ひたすらリバウンドしないように警戒して過ごす。
食事は重くできないし
制限はとてつもなく多く感じる。

一方、毎月2キロだけに制限して
月の半分は比較的楽な食事をして。
半年後に12kg落ちている。

どっちが楽か?
しかも前者はキツイだけでなく
リバウンドのリスクも高い。

そこからさらに半年。
前者は挫折感。
後者は達成感。

やっぱり毎月達成感が持てて
ゆったりできる前者が有利。

それでもはまりやすい落とし穴の話


このとき仮に
1ヶ月目(半月)で3キロ減ったとする。

どうするか?

後半は維持に専念して翌月は2キロ減すれば
2ヶ月で5キロ減!

と思うだろう。

でもそれが落とし穴。
そこに無理が生じる。
焦る必要はない

予定より早く目標を達成する必要は
どこにもない。
どのみち早く終わるのだから。
このやり方なら。

じゃあどうするか?
もし3キロ減ってしまったら
2ヶ月目は1キロ減でいい。
1キロ減ったら後は現状維持に専念。
食事も運動も楽にして。

あくまで2ヶ月目は累計4キロ減。
これは崩さない。

メソッドの罠

食事も運動もダイエットに関してはいろいろな
メソッドが次から次へと発表される。
みんなダイエットビジネスのターゲットになっている。

有名なドクターのメソッドでも
合う合わないの個人差があって当然
人間はすべて違うのだから。
同じ処方箋では対応しきれないのは
当然のこと。
病気と同じ。

人種、性別、年齢だけでも
ずいぶん違ってくるはず。
それに遺伝的性質。

育ち方や、環境でも人間は変わる。

更には最近解明されつつある腸内細菌

その時の体調や気候
温度や湿度によっても
カラダの反応は違ってくるはず。

だから、いろいろ試してみたり
勉強したりして
自分に合うメソッドを探し出す
そしてそのメソッドを1年かけて
ゆっくり消化していく。

完璧なダイエットには
そんなゆったりした気概が
どうしても必要だ。

結果を見るのは半年スパンで

重めの男性なら一日1キロの上下は
変化の内に入らない。

前日にちょっと食べ過ぎたたり
お酒を多めに飲んだり。
たまたま体調の加減で水分の
排泄が滞っていて
水分過多になっているだけ。
とか。

いろいろな原因で
一日の体重なんか1キロぐらい
平気で上下する。
そんな単純なことで一喜一憂することはない。

1キロ増えた。
じゃ5キロぐらい軽く走るか。
そして夕飯はスープだけにしておくか。
程度の軽さでいい。

これだけで、誤差の1キロは簡単に解消できる。
女性なら500gといったところだろうか。
分母が違うからね。
女性と男性では。

余裕のダイエットメソッド

①減量は毎月体重の3%以内
②飢餓モードを起動させない
③余裕の三年計画

気をつけることはこれだけ
以上

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