52週Something Newチャレンジweek14_鼻うがい
今週は鼻うがい、にチャレンジしました。
コロナに罹患し、症状はほとんどなかったのですが、鼻ムズムズがしばらく続くので何か良い方法はないかと探してみたところ、鼻うがいが適しているなと思ったのでやってみました。
鼻うがい
鼻うがいは奥様がヨガをやってる関係で、存在自体は知っていたものの、自分でやろうと思ったことはありませんでしたが今回鼻と喉の間あたりがムズムズする違和感が続き、対処法を探していたところ辿り着きました。
古代インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、「ジャラネティ」と言い、サンスクリット語で鼻洗浄を意味するそうです。ヨガと併せて毎日の健康維持のための手法として実施されており、昨今は西洋医学でもその有用性が実証されているようです。
鼻と喉の間は上咽頭と言い、ウイルスや細菌、異物から身体を守る免疫器官としての役割があり、健常な状態でも少し炎症があるのが通常だそうで、風邪やアレルギーで炎症を起こしやすい部分のようです。
のどの上側、鼻の奥に位置するため、通常のうがいではここには届かず、洗浄するためには鼻うがいをする必要があります。
小学生のころ、プールで鼻に水がはいるとツーンと痛みが走った経験が思いだされ、そんなのできるのか、と思って調べてみると、痛は体と水の塩分濃度が違うことによる、浸透圧の差が原因とのことで、0.9%の濃度の塩水を使えば大丈夫なようです。(冷たくても刺激が強いので人肌推奨)
また、日本では事例はあまりないようですが、上咽頭は脳にも近くデリケートな部分なので、水道水で行うと雑菌が入るおそれがあり、煮沸消毒した水か、専用の液剤を使う事が推奨されるようです。
色々調べた結果、鼻うがいによる上咽頭の洗浄は、花粉症や慢性鼻炎にも効果的だそうで、心理的ハードルも高いようにも思いますが、それなりの効果もある手法だという印象を持ちました。
鼻うがい、やってみた
南部鉄器のやかんで水を煮沸すること暫し、塩を目分量で容器に移し、自作の生理食塩水(塩分濃度0.9%)をつくり暫し冷まします。
洗面所に陣取りいざ人生初の鼻うがいを試みます。容器を片方の鼻の穴に着けて、息を吸い込みます。ぬるま湯が鼻腔を上がり始め、口の方に落ちてくのを感じます。塩を入れすぎたようでかなりしょっぱめですが、ツーンとする痛みはありません。最初は少しむせ返ったりしたものの、慣れるとスムーズに上咽頭まで届くのが実感できます。
その後に鼻をかむとまあ出るわ出るわ、鼻から喉がすっかりクリアになって、かなりの爽快感があり、イガイガムズムズも大幅に軽減されます。
呼吸の仕方や、容器の角度、鼻と口腔の圧のかけかたなど、微妙な調節によって、水の通り道が変化したりするので、色々と奥が深そうです。
感想
やってみるとなぜ今までやらなかったのかな、と思うほど、良い体験でした。今回は対症療法的にやってみましたが、予防的にも良いようですので気になる季節や人込みから戻った際などに実施すると、心理的にもすっきりするなと感じました。花粉症やアレルギー性鼻炎の方にもおすすめなようですので、まだやったことが無い方は是非ためしてみることをお勧めします。
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