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72時間ファスティング記録

人生で食事の回数は決まっている、その貴重な機会を無駄にするのは勿体ない。何かの漫画の言葉だったか、そう思って長いこと過ごして来ました。

人類が1日3食を食べるようになったのは歴史的にはかなり最近の事で、充分な栄養で寿命が伸びたという説もあるものの、成人の健康に本当に3食必要かは諸説あります。

昨年のチャレンジで合うな、と感じた18時間食べない、というインターミッテントファスティングを今年から実施しています。食べない事で胃腸の調子がよくなったり、空腹感のコントロールがしやすくなる、メリットは体験しています。

今回はより色々な効能がある、といわれている、72時間ファスティングを試してみました。

■こんな効能があると言われている
・胃腸を完全に空ににする事により環境を整える
・オートファジーによる体内クレンジング
・免疫力向上と各所炎症の鎮静化

■実施した断食の種類
断食中に酵素ドリンクなどを摂る手法もあるようですが、私が採用したのは水、塩、サプリのみの断食を実施しました。
サプリはビタミンB群、カリウム、マグネシウム、カルシウムを適量。

■用意したもの
血糖値トラッカー(フリースタイルリブレ)
ケトーシスメーター(ケトンブレスメーター)

■定量的な結果
体重71>69kg -2kg
脂肪率>19%>17.5% -1.5%(-1kg)
終了時のケトーシスレベル>33
平常時血糖値10-15低下(暫定)

■定性的な結果
実感できるレベルでの肌質向上
皮膚の炎症の目に見える回復
インスリン感度の向上

■注意すべきポイント
水分と塩分補給は定期的に
断食期間中よりも回復期に摂るものに要注意

■感想
通常18時間断食をしているからか、一日目の20-22時間後くらい、つまり普段食べている時間に空腹感を感じました。おそらく肉体的なものというより気持ち的なものと思われます。
2日目以降はエネルギーが低い感覚はあるものの大きな空腹感はなく、断食終了までほぼ同じ感覚でした。運動は通常のウォーキングと自重トレのみで、HIITなどの激しい運動は避けましたが、やはり普段より体が重い感覚がありました。
終了時のケトーシスレベルは33とかなりの値になっていたものの、日常生活には支障はないが、活力がある、という感覚はありませんでした。

辛かったのが回復期で、初日は味噌汁のみで、食べたもよいとなると我慢するのが大変に感じました。二日目に誘惑に負けて蕎麦を一般食べたところ、血糖値が買ってなほどスパイク(210)し、手足に軽い痺れを感じ、危ないな、と感じました。


その後は徐々に戻したので大丈夫でしたが、やはり断食後は糖への感度が鋭敏になっており、回復食の重要性を改めて認識しました。

体重もそこそこ落ちましたが、断食後初のトレーニングでは普段と同じ重力を扱えたので、72時間の断食では筋肉減少への影響はそこまで大きく無さそうです。一方で脂肪は体感出来るレベルで減りました。

何より食欲を糧に生きているような食いしん坊の私にとって、意図的に72時間食べない、食べなくても大丈夫、という経験ができたのが一番の収穫でした。

年に何度かはやりたい、次回は96時間やってみたいですね。

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