【今日コレ受けvol.102】根拠のない安心感

７時に更新、24時間で消えてしまうショートエッセイ「CORECOLOR編集長　さとゆみの今日もコレカラ」。これを読んで、「朝ドラ受け」のようにそれぞれが自由に書くマガジン【今日コレ受け】に参加しています。

ワサビ記念日【さとゆみの今日もコレカラ／第315回】｜クリエイティブのCORE（核）とCOLOR（色）に迫るメディア「CORECOLOR〜コレカラ」

人と仲良くなるのが、ゆっくりなほうだ。

先日、あるスクールで一緒だった友達とメッセ―ジのやりとりをしていて、そういえば彼女とはスクール卒業後、３年くらいしてからとても仲良くなったんだ、と気づいた。

それも、お互い積極的に「仲良くなろう」としたというよりは、様々ななりゆきで気づいたらいろいろ話せる仲になっていた、という感じ。

こんなふうに、「誰かと親しくなるのは本当にご縁だなあ」と感じる機会が増えた。住む場所とか、趣味趣向が似ているとか、そういうんじゃなくて。全く共通点がなくても仲良くなる相手とは、何らかの接点が生まれるのだ。思わぬところで。

必然と言ってもいいかもしれない。
そう考えると、ご縁ってすごい。

だから安心している。
たとえ誰かと別れたり、しばらく連絡がとれなかったりしても、ご縁があったらきっとまた会うに違いない、と。根拠は全くないのだけれど。

ときには、その再会が10年後のこともあった。

でも、それがうれしい。だって、思ってもみないご縁が再びつながるなんて、最高のサプライズだ。

予想できないからこそ、人生は面白い。

ここまで読んでくださったあなたとも、案外10年後、杯を交わしているかもしれない。

そのときは、楽しく飲みましょう。