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「徹底」とは
「徹底する」
この言葉の意味はわかっていたけれど、まさかここまでとは……!
そんなことに気付いたきっかけをお伝えします。
この本です。
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蒼穹の昴(1) (講談社文庫)
https://amzn.to/4cCvky8
この本は4巻で完結。1巻の77ページまでは壮絶ですよ~!
男性諸君は下腹部が縮み上がることでしょう。
以下、本からの引用です。
まず答案用紙の上二格を空欄にして書き始め、皇帝の所有にかかる「国」「都」「殿」「廷」などの言葉は一格を上に突出させて書く。
「皇帝」「聖懐」「制策」などの、皇帝そのものの存在や意思にかかわる言葉は、同様に二格を上げて記す。さらに「祖宗」や「皇太后」「先帝」などの言葉は、三格を上げ、一字を欄外に突出させる。
こうした書式を「擡頭(たいとう)」という。
またこの擡頭に際しては、その前行の末尾に空白を作らぬよう工夫しなければならない。常に字数を計算し、「也」や「矣」などの助辞を駆使して行を埋め、擡頭の敬語がちょうど次の行頭に現れるようにする。
この前行をぎっしりと最後まで埋めることを「徹底」と呼ぶ。
上記は、中国「科挙」の最終試験「殿試」の答案を書く際のルールについて述べられたものです。
「徹底」って、ここまでのことを言うんですね。
ゾゾゾゾゾ😱
軽々しく「○○を徹底してください」
なんて言えなくなるね〜!
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