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本のこと。 内容にはあまり触れない感想文。
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記事一覧

私の身体を生きる/17人の書き手によるリレーエッセイ

性被害の内容を読むと男であることが恥ずかしくなる。欲が生まれてしまったとしても、相手を傷…

Sho Tomita
1か月前
3

死なれちゃったあとで/前田隆弘

明日死ぬかもしれないとか、死なんて突然やってくるものだと思って生きているけど、正直現実味…

Sho Tomita
1か月前

余白を作る

すぐに見られない、明日届かない、重い、大きい、遠い、高い、ざらざら。程よさを確認するため…

Sho Tomita
1年前
3

尾道にて②

雨降りと夜更かしを理由に、11時のチェックアウト間際に宿を出る。帰りの列車は18時。しとしと…

Sho Tomita
1年前
4

尾道にて①

駅のベンチで本を読んでいた。古本屋 弍拾dBの開店時間、23時まで時間を潰すためである。チェ…

Sho Tomita
1年前
3

アナログ

原画展「山川直人の仕事場」 ペンとインクで描かれた漫画を、紙の本で読む。アナログは、質と…

Sho Tomita
1年前

東京ヒゴロ 2。

松本大洋の漫画は往々にしてどれが好きかと議論が分かれる作品群だと思いますが、強いて言うなら、全部好きですね。 漫画なのに動画を見ているようで、無音だけど環境音が聞こえてきて、登場人物の表情だけで気持ちが分かる。鳥と犬と猫の可愛さと、インクの温かさ。 一年後の3巻が待ち遠しい。

はじまりの一冊

kamebooksさん発行の「はじまりの一冊」に寄稿させていただきました。 はじまりのきっかけにな…

Sho Tomita
2年前

近所に独立系書店のある暮らし

谷中のヘビ道を歩いていたらふと小さな本屋さん『雑貨と本 gururi』に出会う。 お店に入ると、…

Sho Tomita
2年前
1

HARUOMI HOSONO『SAYONARA AMERICA』

細野さんの音楽は、50年という歳月の中、興味の赴くまま、あらゆるジャンルを渡り歩いている。…

Sho Tomita
2年前
3

可愛い歳月を、君と暮らせたら。

動物を飼うということは、人間のエゴが大半だ。 小さい頃に一緒に過ごしていた、犬、猫、亀、…

Sho Tomita
2年前
2

引き続き、今まで通り、もう少し。

読みたい本を読む、観たい映画を観る、聴きたい音楽を聴く。 身体を動かす、自然に触れる、書…

Sho Tomita
2年前
1

魅力的な主人公が、また一人生まれた。

松本大洋の単行本は、紙とかインクの匂いが強い気がして、思わずパラパラめくって薫りたくなる…

Sho Tomita
2年前
3

いつまでも漂っていたい海の底だった。

フィッシュマンズと出会った時、佐藤伸治はこの世にはいなかった。 "伝説のバンド"、"天才" 。そんな世間の評価と同様、僕の中でも神格化されていた佐藤伸治が、出会ってから18年の時を経て、改めて人格化し、1999年の逝去による喪失感を味わうことになる。 『映画:Fishmans』の公開を機に、まずは佐藤伸治と近しい人の著書、『僕と魚のブルーズ 評伝フィッシュマンズ』(川﨑大助著)を読む。次に、発売順にアルバムを聴き返す。さらに、特集された雑誌、『永遠のフィッシュマンズ』を読