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生成AIでイメージ通りの画像を作りたい!

分析屋のNです。
いつもExcelの効率化記事を書かせていただいておりますが、今回は珍しくExcelの記事ではありません!
タイトルにもあるように「生成AIでイメージ通りの画像を生成するコツ」をお伝えしようと思います。
実は私、弊社の技術ブログのアイキャッチ作成を担当しており、イメージ通りの画像が出てこないことも多くあります。
そんな時は生成AIを活用していて、使っていくうちになんとなくコツが掴めてきたのでご紹介できたらと思います💡




使用する生成AIツール

私はよくAdobe Fireflyを用いて画像を生成しております。

Adobe Fireflyを使っている理由は単にライセンスを保有しているからというだけなのですが、その他の画像生成AIのツールは私と同じくアイキャッチ作成担当をしてくださっている社員が紹介しているので、こちらをご覧ください!

今回はAdobe Fireflyをメインにお話していきます。


生成AIが苦手なこと

文字

画像生成AIは文字が苦手な傾向にあります。
数字はものによって綺麗に生成できるものもありますが(時計などの数字とかが限界)、特に日本語はあまりうまくいきませんね…
日本語の本を読む情景を指定しても、中身は得体の知れない文字になります。

細かな要素

引きの画角での規則的で細かいものや、手指の細かい形状なども不得意です。
会社のイメージ画像で使えそうなものを作成したく「オフィスで談笑する男女 5人 若い社員 都会的」とプロンプトに入力しました。

一見そのままでも使えそうなぐらい、いい感じに出来てますが画像をアップしてみると…

赤丸のところがおかしなことになっています。
手のような細かい部分などは綺麗に表現することは非常に難しいです。

次は「Excelで経理作業する人」をイメージして生成しましたが、PC画面の罫線はガタガタかつ、何の作業しているか分からないです。ここでも、文字が苦手なのでうまく出力されていないですね。規則的で細かいものの例だと、グラフや定規(のメモリ)、方眼紙、チェック柄などです。

位置関係

今度はハンバーガーセットを作りたいので、「ハンバーガーセット 手前の左にハンバーガ1つ 手前の右にフライドポテト山盛り 右奥にコーラ1つ 左奥にナゲット」とプロンプトに入力しました。
ですが、プロンプトと合致した画像は生成できませんでした。
位置関係(前後左右)の指定はあまり上手くいかないので、位置関係を重要視する際は生成AIは用いない方が良いかもしれませんね。

個数

先ほどのハンバーガーセットでも起こりましたが、個数の情報を正確に反映することも苦手です。
今度はカフェランチを想定して「カフェ パスタ2皿 ドリンク2杯 サラダ1皿」とプロンプトに入力しました。

結果は、右から2つ目のみプロンプト通りの生成となりました。
個数を正確に反映するのは完全にできない訳ではないですが、あまり得意ではないといった感じですね。


生成AIが得意なこと

では、逆にどんなことが得意なのか気になりませんか?
こちらも大まかに紹介していきます!

シンプルなオブジェクト

先ほど挙げた、引きの画角や複数存在する手指、部品の細かいパーツは苦手ですが、単一でのオブジェクト生成はとても得意です。

非常に綺麗にできましたね!
複雑なものを生成するときは、できる限りオブジェクトの個数を少なくシンプルにすると成功率が上がります。

綺麗な構図の作成

少しの情報でも、いい感じに作ってくれるというのも得意な分野です!
今度は「20代女子3人 遊園地 記念撮影」とプロンプトに入力しました。

少ない情報量でしたが、仲良さそうに見えるような形でちゃんと遊園地にいるということも分かります。
欲しい画像のイメージがついていないという時は、一度生成AIに取り敢えずお願いしてみると良いと思います!

詳細なシチュエーションの反映

先ほどの遊園地の写真でもかなりいい感じにはなりましたが、もう少し詳細にプロンプトに入力してあげると、よりイメージに近づきます。
「20代女子3人 遊園地 花火 記念撮影 夜 夏 観覧車前 広角レンズ」と、閉演間近での記念写真をイメージしました。

閉園前に撮った記念の1枚って感じがしますね。
私も、良い思い出が出来たような気分になります。
イメージが詳細にある場合は、可能な限り箇条書きでもよいので書き出してあげると再現してくれます!

抽象度の高いイラスト

ピカソを意識したようなイラスト画像が欲しかったので「ピアノ アート キュビズム カラフル」と入力してみました。

画像の通り、とても綺麗にできました!

細かく見てしまうと鍵盤の部分や譜面台の部分に歪みはありますが、これは抽象画なので「そういうもの」として通すことができます🙆
細部の表現が苦手なことを逆手に取り、アートとして補えばいい感じな画像が作れます!


まとめ

生成AIで画像を作る個人的ポイントは以下になります。
・物体(オブジェクト)は少な目に
・環境などのシチュエーションは詳細に(箇条書きでOK)
・文字や指の本数などの細かいものの表現は近接で
・個数や位置関係の指定は反映されにくい

以上のことを踏まえると、より生成AIライフが楽しめると思います。
最近は商用利用可能の生成AIツールも非常に増えてきて、必要な画像がその場でパッと作れるので是非試してみてください!




ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
この記事が少しでも参考になりましたら「スキ」を押していただけると幸いです!

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