センサーデータの分析プロジェクトとは？ 担当社員に聞いてみました。【案件紹介 vol.1】
こんにちは！
分析屋の谷口です。
分析屋では、WEBアナリストをしつつ、noteで記事も書かせて頂いています。
さて、今回は、分析屋がお客様と取り組んだ内容を紹介します。どのようなプロジェクトだったか、プロジェクトマネージャーのS.Kさんにお伺いしました！
話をお聞きした社員
S.K さん
2016年入社 [中途]
ライフサイエンス部 兼 SES部 部将
案件の仕事の内容について教えてください。
生体センサーや環境センサーなどの様々なセンサーから得られるデータを分析する案件でした。
データの可視化は勿論、得られたデータを指標化するためのアルゴリズムの構築も行いました。また、この案件は研究開発過程における分析という立ち位置であったため、開発過程にある製品により良い価値を付加することが、分析の目的となっていました。
データをリアルタイムで見る必要があったため、センサーから得られたデータ（波形データ）に対して行う処理（一般処理＋独自処理）を組み込んだデスクトップアプリケーションを制作しました。
アプリケーション開発はVisualStudio、データ加工から分析はPython及び、Stataを用いていました。メンバーは時期によって増減はありますが、平均すると3人程度でこの案件を行っていました。
現在は終了している案件にはなりますが、2年くらいやりました。クライアントさんからは新しいお話もいただいており、関係は今も続いています。
当時の仕事はどのような流れで進められていったのですか？
打ち合わせをこまめに実施しながら、ひたすらデータ分析、アプリケーション開発を行っていました。
研究開発における分析案件のため、どのようなデータが必要なのか、についても提案する必要がありました。
提案したデータを取得するために実験を行う必要があるため、実験の実施計画書や分析するための設計書を作る最初の設計の段階から携わっており、 実験段階では、様々なデータが欲しかったので、ひたすらデータを集めていた時期もありました。
データがある程度揃ったら後は解析をしていました。
どういう手法で、どのデータを、どの視点で、どう見たら、何が見えてくるだろう…と毎日考えながら、色々やってみていました。そうやってデータを累積させていってアルゴリズムを作り、アプリケーションに反映させてというのを繰り返しやっていました。
この案件での、特に大変だったところや、やりがいは何でしたか？
アイデアが出てこない時は大変でした。
センサーデータ分析はデータが正確に取れているかというのが肝になってくるんですよね。それにこのデータは正しく取れてますよっていう証拠も必要で。
ただ、頂いたデータを分析するだけというわけではないので、このデータ本当に正しいの？ っていう視点が少しでも抜け落ちたら使えないものになっちゃう。
どういうことをしたら何が見えるかも分からないデータなので、探索的にひたすらやっていく感じで、ゴールは見えていても、プロセスの正解が見えない中で色々やっていたのが一番大変でした。
ただ、同時に楽しかった部分はそういうところなんです。
たぶん、みんなそうじゃないですかね。
残った課題などはありましたか？
やっぱりもっと最初の実験段階で色んな人のデータが集められたらよかったかな。とは思っています。
クライアントさん側でも、短期間だったのでとは言ってくださってるんですけど…
ただ、今も制作したアプリケーションを用いて、データ収集及び解析を進められているようですし、そこからご依頼に繋がるお話も出ています。
今後、これをお読みの皆さんからどんな依頼を頂きたいですか？
今あるデータで出来る事を狭めるよりは、こんなデータ集めると良いですよ、という提案も可能なので、そういった部分からの相談もしていただきたいです！
目標達成するためにどんなデータが必要なのか、そこから一緒に考えます！
おわりに
S.Kさんありがとうございました！
少しでもみなさんの参考にして頂ければ嬉しいです。
"ゴールが見えていてもプロセスの正解がない"そんな案件をチームメンバーやクライアントさんと作り上げていく作業は大変そうですが、とてもやりがいのあるものだろうなと感じました。
私も引き続きがんばっていきたいと思います！
今回もお読みいただきありがとうございました。
興味を持っていただけましたらスキを押していただけますと幸いです。
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