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トリマーになるのはやめとけ?需要・将来性をデータで可視化してみた【市場分析】

どもー。
分析太郎です。

今回はトリマーの
市場分析レポート
です。

仕事の将来性を把握する上で、
市場分析は必要不可欠です。

起業するにせよ転職するにせよ、
将来性を把握しておかないと
キャリア選択で誤った道を
選びかねません。

なので分析太郎が、
データとイラストを駆使して、
将来性を分析しました。

それでは、見ていきましょう。

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【第一章】トリマーの市場規模

 ◆ペット関連の市場規模

まずは枠を広げて、ペット関連商品・サービス全ての市場規模から把握しましょう。
株式会社矢野経済研究所の調査では、2021年度ペット関連市場規模はおよそ1兆7千億円であると分析しました。

ペット関連総市場規模推移と予測(株式会社矢野経済研究所)
出典:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3053

1兆円を余裕で超えるかなり大きな市場規模です。
同規模の市場には下記のような市場が挙げられます。

  • ハイヤー・タクシー市場(1.5700兆円)

  • 新聞市場(1.6526兆円)

  • 葬祭ビジネス(1.8231兆円)

日本全体の市場の立ち位置としてはこのへんです。

国内市場全体におけるペット市場の立ち位置
出典:市場規模マップ

市場が大きいことには間違いありません。
では、トリマー市場はどうなのでしょうか。

 ◆トリマーの市場規模

トリマーに限定したデータは見当たりませんでした。
なので、ざっくりですが計算してみましょう。
必要なデータを表にまとめました。

トリマー市場計算に必要な情報
出典①:都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(厚生労働省)
出典②:『愛犬のカット事情について飼い主448人にアンケート!』(INUNAVI)
出典③:令和4年 全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人 ペットフード協会)

ざっくりですが計算するとこうなります。

市場規模 =6,095,250 × 62% × 6 ×  3,970= 90,017,090,100

つまり、およそ900億円の市場規模があるということですね。
ちなみに、同規模の市場には下記のような市場が挙げられます。

  • 歯磨き用品(863億円)

  • 野菜果実ミックスジュース(898億円)

  • 年賀状(916億円)

日本全体の市場の立ち位置としてはこのへんです。

国内市場全体におけるトリマー市場の立ち位置
出典:市場規模マップ

いかがでしょうか。
「これくらいの規模があるんだなぁ」と頭に入れておいてください。
では、トリミングサービスの市場規模は今後拡大していくのでしょうか。
確認していきましょう。

 ◆市場は今後拡大するのか?

それでは、トリマーの市場は今後拡大するのか確認していきましょう。
まずはペット市場全体についてです。
株式会社矢野経済研究所の調査データでは、今後も拡大するとの予測を立てています。

ペット関連総市場規模推移と予測(株式会社矢野経済研究所)
出典:https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3053

コロナ渦でも規模が縮小しなかった珍しい市場のひとつと言えます。
むしろコロナの影響で規模を拡大できたのかもしれませんね。
では、トリマー市場において、需給バランスはどうなっているでしょうか。

トリマー市場の需給バランスはどうなっている?

まずは供給側(トリマーの数)について見ていきましょう。
トリマー資格には複数あるようですが、資格者数を公表しているのは
国際的愛犬団体である一般社団法人ジャパンケンネルクラブのみでした。
ジャパンケンネルクラブが公表しているデータによれば、日本のトリマー資格者数は増加傾向にあります。
グラフを作りました。

トリマー資格登録者数の推移(2001~2021・20年間)
出典:トリマー資格登録者数(一般社団法人 ジャパンケンネルクラブ)

直近20年間で最も多かった2006年の数を超えそうです。
ここ10年間は、5年ごとに200~300人ペースで増加していますね。
数が減ったりしている理由は、トリマーの資格は2年ごとの更新が必要だからみたいです。
概ね供給側のボリュームは少しずつ増えていると考えて間違いなさそうです。

それでは、需要側(飼い犬の数)について確認していきましょう。

飼い犬が増えるだけ市場のベースは拡大すると言えますが、
残念ながら飼い犬の数は減少傾向にあります。
グラフを作りました。

犬の登録頭数の推移(2015~2021・6年間)
出典:都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(厚生労働省)

潜在的なターゲット数が減少していると言うことですね。
一番の背景にあるのは、犬の管理コストの高さです。
表を作りました。

犬と猫の月ごとの平均支出金額(2022年)
出典:令和4年 全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人 ペットフード協会)

犬の管理コストは猫のそれよりも約2倍高いです。
他にも散歩をするのが大変そうだから、ペット自体の価格が高いからなどの理由もあるようです。

それでは、トリマー資格者数(単年度ずつ)と犬の登録頭数のグラフを重ねてみましょう。
こうなります。

飼い犬の数とトリマーの数の推移(2015~2021・6年間)
出典①:トリマー資格登録者数(一般社団法人 ジャパンケンネルクラブ)
出典②:都道府県別の犬の登録頭数と予防注射頭数等(厚生労働省)

つまりこの2つのデータから言えることとしては、
需給バランスが供給過多になりつつあると言うことです。

※イメージ

これからトリマーとして独立・開業を検討している方は、厳しい戦いになることを覚悟しておいて損はなさそうです。
ただ、とはいえ900億円の市場規模があることには間違いありませんので、その中でどう顧客を獲得し、売上に繋げていくかを吟味すれば、まだまだ可能性はあると言えます。
第二章以降では、都道府県ごとのペットサロンの数と犬の登録頭数を照らし合わせて、どの都道府県がレッドオーシャンなのか、ブルーオーシャンなのかを分析していきます。
日本は地域格差が非常に激しい国なので、エリアを見誤ると痛い目を見ます。詳しく分析していきますよ。

 ◆第一章まとめ

  • トリマーの市場規模は900億円前後

  • トリマー資格者数は増加傾向にある

  • 犬の登録頭数は減少傾向にある

【第二章】競合が多い・少ないエリア


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