noteはじめました。
2019年に入って何か新しいことをしようということで、これまでアカウントは持ちつつも特に何も書いてこなかったnoteに何かしら書き溜めることにしようと思う。
ということで、初回はアカウントにもある「文青堂」について。
文青堂とは?
「文青堂」は元々、私が友人と“なんちゃって本屋”をやっていたときの屋号だ。
一応、フェイスブックページもあったりする。
数年前に台湾の書店めぐりをして、そこで出会った田園城市という出版社兼書店にえらく感動した自分は、いつかはこういう自分でつくったものを自分で売りつつ、単に出版社の購買部ではなく、自分が「これは負けた」と思った本も一緒に売ろうと思い、その拠点の第一歩としてコワーキングスペースを間借りして週1日の本屋を始めたのだ。
とは言いながらも、なんちゃって書店は“なんちゃって”の領域を超えることはできず、週1とはいえ、毎週末予定が埋まってしまうことや自分に子どもができたことなどもあって、1年弱で閉めてしまった。
文青=文藝青年
その文青だが、台湾で「文藝青年」を意味する用語で、ウェンチンと発音する。
いわゆるカルチャー好きのことだが、私の解釈では日本のサブカルよりはマイルドな感じだ。
台湾では、
・メガネをかけている
・コーヒーが好きで、カメラとトートバックを持っている
・本が好き
・アートやインディ系が好き
・シンプルなファッション
・社会問題にも関心がある
という特徴を持つ若者で、日本だと本屋が好きな無印良品の服を着る人あたりが該当するイメージだろうか。
文青堂=日本版文青を追求する
そんな台湾の「文青」を屋号に取り入れた文青堂は、ミッションとして「日本版文青を追求する」ということを掲げた。
単に台湾のカルチャーを紹介するだけならいくらでも詳しい人や先人はいるので、それとは別の道を考えた。「文青」を日本版として再定義しながら、サブカルとか台湾好きとか、コアな方向にではなく、もう少し広く浅く、社会にも問題意識を持ったり、暮らしとか生き方とかにも広がりがあったりということを、本の販売とイベントとZINEをつくることを通じて最終形態としては田園城市のようになりたい、と。
そんな思いではじめたのだが、実店舗では社会系の本と台湾の本を自分で買ってきたものを中心に並べつつ、いくつかの版元さんと直取引で仕入れて並べる、という素人がやりがちな手法に終始してしまった。
並行してつくろうと思っていたZINEも手付かずだ。
とは言ってみたけれど・・・
私がこの手のブログ的なものをはじめるのは何度目だろう。
高校のとき自分でタグを打ってホームページをつくったりしていた(まだ残骸が残っているのは黒歴史だ)り、備忘録がてらで書き溜めたり、仕事のことを書いたら前職時代に当時の上司にやんわりと注意されたり、いろいろ理由はあったけれどなかなか続かない。
noteをはじめたきっかけも、文青堂のフェイスブックページに投稿するネタがなくて、フェイスブックから何か投稿しましょうと急かされてたからというのも否めない。
また、仕事柄モノは試しで、何かしら書いてみないと・・・ということも理由の一つだ。
あとは、何かを書けるときは自分の心が落ち着いているとき、というのもある。
とは言いながら最大の理由は、自分の編集者としての限界を感じているから原点に戻って、何かを書こうということなのかもしれない。
編集者は人を見つけて、企画を考え、そして他人の文章に赤字を入れて、より広がる、売れるようにするのが仕事だ。あくまで自分が書くわけではない。
とはいえ、書けた方がよいのも事実。
これまで「書く」ことがいかに大変か、苦しいか、ということは嫌と言うほど感じてきた。だから、気安くライターを名乗りたくはない。
「文章がうまくなるにはまずは書くこと」
とどこかの編集者が言っていたが、何はともあれ、あまり気負わずに、気が向いたら書いていこうと思う。
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