おもいでが呼吸しなくなるまで
おもいでが呼吸しなくなるまで、わたしはずっと、2023年の冬にいることになります。わたしのなかではまだ、あの日はずっと呼吸しているの。生きているの。しつこくしつこく。きみとはじめて出会った日、きみとはじめておでかけした日、きみとはじめてお泊まりした日、きみに誕生日プレゼントをわたした日、きみとディズニーに行った日。きみを駅まで見送った日。ぜんぶまだ忘れられていないのに、どうしてくれるんですか。きみはいまなにしてるの?どこで、だれと、なにをして、どんなことを感じているの?ばから