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最強のランチャーを探す

00.クリエイターにはランチャーが必要

今回、Orchis(オーキス)とClaunchというランチャーが最強すぎて、それにいたった辺りを語りたくて書いた。くどくどWinディスやAutodeskやAdobeディスな前置きあるけど飛ばしてもいいよw

01.Windowsスタートメニューの迷走

MacはOSにはかっこいいランチャー機能が搭載されていてちょっとうらやましい。
一方Windowsは未だ迷走中でどんどん使いにくくなっている。Winではスタートメニューってのがアプリを起動するためのランチャーなんだけど、Winのバージョンによってそれぞれ致命的な欠陥はある。
Win7はシンプルだけどカスタマイズが単純でわかりやすかった。でもやっぱりちょっと面倒かな。一方Win8は不評のメトロなんちゃらってのお話にならないほど使いにくい。Win10はWin7+Win8って感じなんだけど、まずWin7部分はとてもカスタマイズしにくい。右側のメトロ部分はアイコンの大きさと文字のバランスが悪すぎて、どうも僕らの様なクリエイター稼業には向かないと思う。下はブンちゃんのスタートメニュー。

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なんというかWInのスタートメニューって「がんばらないと」整理整頓がうまくいかないし雑多な感じになるので多くの人はデスクトップに大量のアイコンを並べているんじゃないかな。例えばこんな風に

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「デスクトップには最小限に」これはパソコン創作の基本だと思う。一時的なテンポラリー(一時的な作業領域)としては許せるけど、ま~部屋とか机の上といっしょでどんどん散らかるし、スペースは限られているし、機密的にも美的にも効率的にも良いものではないかな。

02.クリエイターアプリにはたくさんバージョンが必要

最新バージョンを使って欲しいのはメーカー側の都合だ。ユーザーとしてはいろんな都合でそうはいかない。例えば僕が20年以上前から使っている3dsMAXは7つくらいのバージョンを使い分けるしかない。Maxは1年に1回くらいバージョンアップするのだが、上位互換がとれているわけではない。例えばプラグインはほぼ互換がない。

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例えばMax2017で使っていた煙を作るプラグインがMax2018のリリースと同時に使えるかと言えば、それはプラグインを作っているメーカーの開発を待つしかない。コンパイルし直すだけならたいして時間もかからないが、やはりメーカーには無償アップグレードの開発リスクはある。極端な話し、Max2019用のプラグインは次のMax2020がリリースするまでに発売しなくてはあまり意味はないが、そのくらい遅れる事もある。だから僕らCG業者は安易に新しいバージョンを実装すべきではない。

 極端な話し途中でプラグインメーカーが倒産したケースも結構ある。そうするとそのプラグインが動く最後のバージョンは残しておくしかない。
例えばPencil+3はMax2017までで、それ以降はPencil+4という新バージョンしかインストールできない。過去の資産をPencil+4で正確に活かせるかと言えばそうでもなかったりするわけで、そうするとPencil+3が動作する最後のバージョンであるMax2017は貴重なバージョンとなるわけだ。ところがAutoDeskのサブスクではすでに過去3バージョンまでしか遡る事ができなくなっている。つまり構築された大量のアセットをそうそう簡単には以降できないから、CG会社が大所帯になるほどリスキーな事なのだ。
Mayaはその辺り、Maxよりは少しマシだ。でも多くのCG会社が困ったのは当然のMentalRayの廃止じゃないかな。ま~ここいらは長くなるのでまた別の機会に語ろうかなw

とりあえずMaxもAEもプラグインに能力を依存したツールは多くのバージョンをインストールしておく必要があるという事だ。これだけでアプリをデスクトップに並べたり、スタートメニューにならべるのはかなりややこしい事になる。まずアイコンの形が似すぎているので、文字がついてないとどのバージョンかわかりにくいのだ。

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もっとひどいのは例えばMudBoxとMayaのアイコンだ。こんなんアイコンだけで判別できんだろw

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そうゆう意味ではスタートメニューはランチャーとしては、文字+アイコンベースなので悪くはない。でもインストール時に余計なものがズラズラと入るのがひどい。Adobeに関しては自己主張が激しすぎて全部外に出ている始末だ。例えば1年に1回くらいしか使わないソフトまで並ぶ。きっとカスタマイズできるのだろうけど、もうちょっと面倒くさそうだし、がんばったところでアップデートかかればまたやり直しだ。

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CG製作はペイント、3D、コンポジット、編集とやはりいろんなソフトといろんなバージョンを渡り歩いて作られるので最強のランチャーが求められていた。

03.Win10標準のツールバーを使う

なかなかいいなと思ったのがWindows10のスタートボタンの横にあるツールバースペースをランチャーとして利用する方法だ。起動ファイルやショートカットをD&Dするだけで即席ランチャーになる。

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すごくよく使うのに何故かアクセスが難解になったコントロールパネルやメモ帳、ブラウザなどは今でもここを使っている。欠点と言えばツールの名前が文字で表示されてない点だ。一応マウスをロールオーバーするとこんな風に名前は出る。

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だが前述したように細かくバージョンを使い分ける作業も少なくはないのでレスポンスは悪い。もっと駄目なのが、ツールバーではスペースが少なすぎる点だ。確かWin7以前は新規ツールバーってのが作れたはずなんだけどな。Win10で俺ができないのは探し方が悪いのかもしれないけどとりあえず今は必要なくなった。

04.Orchis と CLunch

Orchis(オーキス)と出会う前は、CLunchというフリーウエアを使ってた。これも悪くはないよ。スタイリッシュさではスキンも選べて一番良いかもね。

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