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みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.5/28

2024.5/28

バカ息子の酒量が増えた。
寝酒をするものだから、眠りが浅く、昼間、とくに午後の眠気が半端ない。
よくない。

認知症の人は距離感さえ間違えなければ、不謹慎な表現ながら「おもしろい」。
ニンゲンの愉快さを教えてくれる。
だが一歩、距離感を間違えると、怒りと後悔とで自縄自縛。
別の見方をすれば、苛まれないように自分を守るべく工夫することが、楽しさでもある。

自慢じゃないが、わたしにのど輪攻撃をする母でも、介護者・看護者にはたいそう好かれている。
今日の担当者会議で、2週間ほど前までの日常を取り戻す支援を得られるだろう。
景色は若干変化するが、父と母のへろへろながらの生活も、私の怠惰な生活も。
残るはITなどを使って、もっと多くの人を巻き込めるようにすること。子供らに知恵を拝借ちう。

今朝は看護師のスケジュールが担当者会議に合わせて急遽変更になったため、オム交換を行った。
体熱感あり、計測で37.8度。かなり高めだが、本人は活気ありハイな状態。オム交換をできるだけ早く済ませ、水分補給を急ぐ。
昨夜とは打って変わり、とても良い人。ムンクさまは姿を見せず。
「急に良い人になっちゃって、いよいよお迎えか」とバカ息子。
誰がお迎えが来るのだろうと、おかあさん? おとうさん? と尋ねると「●●だよ」と。
仲のあまり良くなかった長兄の名前を言う。話の流れを理解しての答えではないだろうが、ちょっと意外。
起き抜けのあいさつ代わりの水分も父の声掛けで完了。
「やっぱり、愛の力だねェ」

そういえば、昨日、ベッド搬入の際にベッドテーブルがベッド本体よりも介護保険利用点数が高いことを知った。ベッドがなければ成立しないものなのになぜ? と聞いたら、目的外使用されないようにらしい。飲食介助ではなく、テレビを置いたりはNGらしい。ケアマネがうっかり「テレビを置くため」などとケアプランに書こうものなら、給付打ち切りとなりかねない。
金づちは釘を打つものだが、人の頭もかち割れる。前者目的で売るのは良いが、後者理由で売ることは禁止みたいなこと?
重箱の隅をつつくようなルールだが、厚生労働省関係者も給付抑制のためとはいえ、そのような不適切事例をキャッチし、ルール化するものだ。

荒天のなかの担当者会議。集まってくれたかたがたには申し訳ない。
介護職、看護師、ケアマネさんんみなさん、母のことを大切に考えてくださって感謝に耐えません。
今後はとりあえず訪看週2、訪問介護週1、訪問診療隔週/月2で外部の支援が入ります。ベッドが基地になる母の足の拘縮を心配したケアマネからの提案で訪問マッサージ(医療保険利用)がお試しで入る予定。
バカ息子が繰り返し言っても「いや寒い寒いというから」と、冷房を切るだけでなく、上掛け布団を足し増ししている父に、訪看さんが「特にこれからの季節、室温を少し下げてください」と言ってくださったのは助かる。

これを機に、わたしは近くて遠い遠距離介護に戻れるかな。看護師、介護職が入いる曜日は、朝から予定を入れることができるし、それ以外は朝のオム交換を済ませればだらけた日常が戻ることになる。

今日は点滴なし。訪看時(12:00)体温36.9に下がっていた。

母の生命力しだいだが、年年歳歳厳しさを増す夏を乗り越えられるでしょうか。

購入したもの:前開き肌着2(ご機嫌によってはこの方が楽なので)
      :カップフォルダー(100均のキャンプグッズ。ベッドテーブルにはさんで使用)
      :シャンプートリートメント(訪問理容師による染め髪の代わりに入浴介助時に使ってくださるというので、介助者の手や衣服に影響の少ないものを)
      
[ぶんろく 5/28]

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