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みとどけ日記(ゆくひと日記改め)2024.8/10-14

2024.08.10

朝、特変なし。

地震台風熱帯擾乱のお盆。発災のありませんように。

昨夜の地震と南海トラフの関連を問われた専門家の話が興味深かった。
 関連は考えられないという専門家氏。その理由が、伊豆半島だという。伊豆半島の東西では地中深くの地質? 地殻? 構造が別なのだという。伊豆半島はどこか遠くからプレートに乗って日本列島に楔のように突き刺さったと聞いたことはあるが、それが地震発生のメカニズムにも影響しているとは。

コミュ不全の後始末。
 摘便の際の母の心身の苦痛を緩和するために浣腸が導入された。
 →事後の陰部洗浄回数が増えた。家族介護負担が増えている。
 →浣腸・摘便後、寝た状態ではなく、腹圧の掛かる座位を取ったら、残り便の排出回数が一度で済み、陰部洗浄の回数を減らす効果は期待できるか?
 
と書いたら、「事後が大変とのことだから浣腸やめる」と書いてきた。

そうじゃないんだ。伝えきれていない。オール・オア・ナッシングではない。
 浣腸により、母及び看護師の負荷が軽減された。
 しかし、陰洗回数が増えることで母及び家族の負担が増えた。
だから、母および家族の負担を減らすための方策として、車いすでの座位時間確保の効能を聞いたのだ。
 母も家族も看護師も等しく負担する方策はないものかと。この試行で一番負荷がかかるのは、定期定時的移乗・陰洗回数の増加により時間的制約が増えるBMKなんですが。それは納得済み。
 終日、特変なし。

[BMKぶんろく 8/10]

2024.08.11

父母宅には仏壇に類するものはない。だから、盆に先祖が帰ってくることもないわけだが、祖先の誰かが通りすがりに覗きに来て、「お迎え時期」を忖度したりするんだろうか? 

朝昼晩、母に特変なし。
父が腰痛の訴え。

水月湖の年縞の本の後、図書館のリサイクルで拾った“くのいち”ものを挟んで、数日前から読み始めた『破果』(ク・ビョンモ 小山内園子訳 岩波書店 2022)ページをくる手が止まらないほどではないが面白い。老境に入った女殺し屋の話。長らく順番待ちをしていた宮部みゆきの著作が手元に来たから、急がなくては。

小笠原あたりで発生した台風が東北を襲う。日本は熱帯域? 被害がありませんように。

[BMKぶんろく 8/11]

2024.08.12

今朝散歩の呪番近く路上に数羽のカラス。なにやら優しげに鳴きかわしている。一羽がもう一羽に近づき優しげに鳴くと、そのカラスが路上から何かを拾ってくわえた。蝉だ。
おまえにやるよ、とでも言っていたのか? 親子の情、雌雄の下心化わからんが。

この時季身近な蝉。蝉の死って、どのようなものなのだろう。人間とは違い心臓はないだろうから、心臓死ではない? 昆虫学者なら「あ、いま、ご臨終です」ってわかるのかな。

朝、特変なし。

お盆だけど、支援者からは休みたいので支援を振り替えるとは言われなかった。
 感謝しかない。
 加算といった複雑な仕組みではなく、顧客も事業所も労働者もわかりやすい「祝祭日休日割増」「季節行事期間割り増し」などを制度に組み込めばいかがか?

昼夜、特変なし。
夜ケア時「臭い」が気になって久しぶりに歯ブラシをやる。父が思い出したようにやってくれているが、焼け石に水。においのもとは口ではなかったようだ。

ケアの前、父の形態に電話の着信。番号を確認して出たように思えたので身内の誰かかとおもいきや、セールスのようで、切ったあとにプンスカ。
 番号に見覚えがなければ出ないほうがいいと伝えるが、「こないだは固定電話に太陽光が、着物の引き取りが……」と話かみ合わず。ベッドの上では一人漫談師。次からはヘッドフォンをしてケアしようかと思う。
 父とはお盆の親族まわりの話をするが、通じたようなそうでないような。
「あぁ、わかりました。おおせのままに」と辞去。

[BMKぶんろく 8/12]

2024.08.13

迎え火の朝にもかかわらず、早朝のコンビニの駐車場は現場に向かう前の待ち合わせ関係者の車でいっぱい。職人の世界からも「お盆休み」が消えつつあるのか? 
 懐古的保守派の人たちはこういう現状をどう思うのだろうか?

今朝は訪看がはいるので休み。点滴終了後、シャワー浴の母を車いすに移し、シーツ交換。終日特変なし。

コミュ不全の後始末。
 先週末、盆休み入り前に返ってきていた税理士からのメールを読み込む。
 税理士とのあいだの「かみ合っていない」「同じ土俵にいなかった」感満載の解決に向けて──とおもったが、「え?」「どういうこと?」「今般のぐちゃぐちゃになっている話の前提が消えている?」
 夜は一人線香花火でもするかと頭を抱えている、これが今日の昼下がり。

[BMKぶんろく 8/13]

2024.08.14

朝焼けの朝。
 変な夢見だった。
 私が口にした眉間のすぐ下、鼻筋が一番低くなっている場所の呼び名が変わっていると、その場にいた人間のあいだで、各地の違いで盛り上がる。次にそのことを別の場所で話しているときに、それでおまえさんは何と呼んでいるのだ? と尋ねられ、思い出せないのだ。なんとかその場をごまかした後も、ずーっと考え続けている。そうだ! と思い出したらしいところで覚醒。夢見している自分には結局わからず仕舞いと言う、なんとも未消化な夢。
 朝刊に、母方の従妹さん小池昌代氏のエッセイ。ポートレイト撮影にまつわる内容で、本人を知っているのでフフフ。
https://www.asahi.com/articles/DA3S16010427.html
 エッセイの反対面にウィッキーさんがでていて懐かしい。

朝のオム交。特変なし。
夕方、冷蔵庫を覗き、週末の台風来襲を見越して日配品をネット注文。

ナイトケア時異変? なぜかおとなしい母。相変わらずべらべらしゃべっているが、敵対的な言葉はない。ほぼ一人とバスタオル一枚でオム交完了。

ウクライナの越境攻撃。批判的な報道は見受けられないし、ロシアこそ「悪の根源」と刷り込まれている私もなんとなく「理」があるように思ってしまうのだが、ロシアと同じ地平に立ってしまったと言うことでは、どうなの? いい加減やめろや。

[BMKぶんろく 8/14]

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