見出し画像

ノーコのちょーぜつじゅんぶんがくコーナーふぁいるnizyuichi.

 ここは・・・ちょうぜつじゅんぶんがく密林。

 わしゃわしゃ、わしゃわしゃ、わしゃわしゃと、おなじようにせいちょうする木々は・・・、

 どんどん、どんどん、どんどんと、かたくやわらかいだいちの世界でふえていく・・・。

 なかまをふやせ、なかまをふやせ、なかまをふやせと、おなじなかまをつくっては・・・、

 ざわざわ、ざわざわ、ざわざわと、かぜとあめをくもからもらっては、歌声をかなでていく・・・。

 そうして世界は、おなじような木々たちの歌声だけがひびく世界へとなっていく・・・、

 はずだった・・・。

 どんどん、どんど・・・カシャンカシャン。

 カシャンカシャン、カシャンカシャン、カシャンカシャンと、ぶつかるものがある。

 そして「ココカラサキワ、タチイリキンシデス」と、カシャンカシャンから言われる。

 でも、木々たちには、なにを言っているのかわかりません。

 カシャンカシャン、カシャンカシャン、カシャンカシャンと、すすもうとするが、カシャンカシャン、カシャンカシャン、カシャンカシャンとなるだけで、さきにすすむことができません。

 そうして、カシャンカシャンしていると・・・。

「アナタタチワ、カジョウハンテイト、ミナサレマシタ。バッサイヲカイシシマス」

 その声が終わると、なかまたちの歌声がつぎつぎときえていきました。

「ダイイチケイコクノ、バッサイヲオワリマス。ココカラサキワ、タチイリキンシデス」

 カシャンカシャンは、そう言って木々たちの歌声を、はんぶんにしていきました。

 それでも木々たちは、なにを言っているのかわかりません。

 そうして「ダイニケイコク、ダイサンケイコク、ダイヨンケイコク、ダイゴケイコク、ダイロクケイコク、ダイナナケイコク、ダイハチケイコク、ダイキュウケイコク、ダイジュウケイコク、ダイジュウイチケイコク・・・ダイヒャクケイコク、ダイヒャクイチケイコク・・・ダイニヒャクニジュウイチケイコク・・・ハッピャクケイコク・・・センジュウイチケイコク・・・センハチジュウハチケイコク・・・センゴヒャクニジュウゴケイコク・・・センキュウヒャクキュウジュウキュウケイコク・・・ニセンニジュウニケイコク、サイシュウケイコク」と、ながくながくカシャンカシャンは、なんどもなんども言って「バッサイヲカイシマス」をくりかえし・・・。

 おなじような木々たちは、いなくなりました。







ノーコ「これが・・・ヨクセーリョクのげんじつだ!」
QI「抑制力って・・・ずいぶんまた難しい言霊もってきたな」
嬉氣ねいる「おろおろ・・・zZ」

ノーコ「キョーカイセンをきめても、むこうがわかるとは、かぎらないのだ・・・」
QI「境界線なー・・・、そらなー」
嬉氣ねいる「おろおろ・・・zZ」

ノーコ「なので、ひつようなのは・・・ヨクセーリョクではなく、むこうがわかるちからなのだ!」
QI「まあ、そうかもな?」
嬉氣ねいる「おろおろ・・・zZ」

ノーコ「ということは・・・、どっしりと、まつしかない!」
QI「お、おぅ・・・結構かかるのは、間違いないな」
嬉氣ねいる「・・・zZ」

ノーコ「たこ焼きも・・・じっくりと焼きあがてから回すのだ・・・」
QI「ん?ああ・・・そ、そうだな」
嬉氣ねいる「・・・zZ」

ノーコ「なので、しっかりとみて!よーーーーくみて!まわすことがだいじなのだ!」
QI「そうか・・・そうなのか?」
嬉氣ねいる「・・・zZ」

ノーコ「さて、あしたもけっさくだ!!」
QI「がんばるねぇ・・・」
嬉氣ねいる「楽しみー・・・zZ」

サポートよりも読むことがいちばんのサポートだよ!(ノーコ)