【映画】「ジャッリカットゥ 牛の怒り」感想・レビュー・解説
ぶっ飛んだ映画だったなぁ。結局、「逃げた牛を追うだけ」で一本の映画を仕上げてしまった。
まあ、面白かったかと言われると、かなり微妙だけど。
とりあえず、内容から。
インドの村で、肉屋の男が、解体しようとしていた水牛を逃してしまう。様々な事情から肉を待っていた村人は大激怒。村人総出で逃げた牛を追う。
しかし牛は、村中をなぎ倒しながら大暴れ、全然関係なかった人も巻き込みながら、牛騒動は拡大していき…。
というような話です。
ストーリー的には「なんのこっちゃ」という感じなのだけど、映像や音響的にはなかなか面白いと思う。冒頭の、時計のカチカチ音のような音に合わせた映像のカット割りとか、なんとも言えない不穏な音楽に乗せたカットバックとか、そういう「映像の醍醐味」みたいなのはかなり強いと思う。
あと、冒頭から割とテンションマックスという感じではあるのだけど、最後の最後はもう、テンションがどうとかいうレベルではない展開になってて、思わず笑ってしまった。
よくもまあ、こんなイカれた映画を撮ったものだ。
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