見出し画像

【能登半島地震】数珠巡礼会、超宗派で復興祈願

※文化時報2024年3月19日号の掲載記事です。

 京都、滋賀、兵庫、福井の4府県83カ寺でつくる数珠巡礼会は8日、臨済宗建仁寺派大本山建仁寺(京都市東山区)で能登半島地震の犠牲者追悼と復興祈願法要を営んだ。同時刻に昨年から加わった真言宗泉涌寺派総本山泉涌寺(同区)など加盟寺院でも法要が行われた。近日中に災害義援金箱も設置するという。

 数珠巡礼会は、「拝観から参拝へ」を合言葉に、宗派を超えて神仏への縁を深めてもらおうと、2008(平成20)年に発足。各寺院を巡礼しながら、数珠の玉を集めて数珠やブレスレットを作ってもらう取り組みを続けている。災害の復興法要は今回が初めてという。

 この日は方丈で、数珠巡礼会会長を務める小堀泰巖・建仁寺派管長を導師に、奥村紹仲宗務総長や本山修験宗総本山聖護院門跡(同市左京区)の宮城泰年門主、日蓮宗大本山妙顯寺(同市上京区)の清田学英執事長ら20人余が出仕。般若心経などを読経し、参列者が焼香した。

 引き続き行われた記者会見で、小堀管長は「復旧が遅れている現状。早く今までの生活が送れるようになってもらえれば」と述べた。


【サポートのお願い✨】
 いつも記事をお読みいただき、ありがとうございます。

 私たちは宗教専門紙「文化時報」を週2回発行する新聞社です。なるべく多くの方々に記事を読んでもらえるよう、どんどんnoteにアップしていきたいと考えています。

 新聞には「十取材して一書く」という金言があります。いかに良質な情報を多く集められるかで、記事の良しあしが決まる、という意味です。コストがそれなりにかかるのです。

 しかし、「インターネットの記事は無料だ」という風習が根付いた結果、手間暇をかけない質の悪い記事やフェイクニュースがはびこっている、という悲しい実態があります。

 無理のない範囲で結構です。サポートしていただけないでしょうか。いただければいただいた分、良質な記事をお届けいたします。

 ご協力のほど、よろしくお願いいたします。


サポートをいただければ、より充実した新聞記事をお届けできます。よろしくお願いいたします<m(__)m>