【能登半島地震】縁ある地域助けたい ボーイスカウトが街頭募金
※文化時報2024年1月30日号の掲載記事です。
浄土真宗本願寺派の本願寺山科別院(京都市山科区)を拠点に活動する日本ボーイスカウト京都第50団は21日、山科区内の複合商業施設の前など3カ所で、能登半島地震の被災地を支援する募金活動を行った。
第50団は2006年と18年、石川県珠洲市で行われた全国のスカウトが集うキャンプ大会「ジャンボリー」に参加。本願寺派法敬寺(同区)の門徒で第50団団委員長の林弘(ひろむ)さんは「あの美しい自然を持つ地域が被災した。報道でひどい状況を見て、すぐに活動すべきだと思った。今後も活動を継続したい」と力を込めた。
この日はスカウトの小学生や指導者など約10人が街頭に立ち、「能登半島地震の被災地への支援にご協力をお願いします」と道行く人に声を掛けた。
スカウトの西村蒼太(そうた)君(11)は「すごく恐く、大変な思いをされていると思う。この募金で少しでも楽になってほしい」と話し、募金した池田芳江さん(76)は「輪島の朝市通りで買った土産物を見ると、悲しくなる。大したことはできないけれど、何とかしたい」と語った。
この日は5万円余りが集まった。第50団は7日にも街頭募金で約8万円を集めており、合わせて日本赤十字社京都府支部に寄託する。
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