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【速報】西本願寺執行長に藤實無極氏 安永氏は1期で退任
※新聞掲載前の速報です。文化時報2024年8月20日号に掲載予定の記事です。
浄土真宗本願寺派の本山本願寺(西本願寺、京都市下京区)は7日、第35回評議会臨時会で執行長選挙を行い、次期執行長に報恩寺(滋賀県彦根市)前住職の藤實無極(ふじみ・むごく)氏(82)を選出した。28日に大谷光淳本願寺住職から任命される。任期は2026年8月27日までの2年。安永雄彦執行長は1期2年の任期満了をもって今月27日に退任する。
藤實氏は1942(昭和17)年2月、島根県大田市生まれ。龍谷大学大学院修了。65年5月に得度し、90(平成2)年3月に報恩寺住職に就任した。宗派職員として奉職し、参拝部長や東海教区教務所長を歴任。2012年に本願寺派の裁判所に相当する監正局の審事に選ばれ、20(令和2)年4月から今年3月末まで監正局長を務めていた。
光淳住職は、藤實氏と善照寺(広島県三次市)住職の安部惠証氏(72)の2人を候補者に指名。選挙の結果、藤實氏9票、安部氏4票、白票2票だった。選挙結果を受け、藤實氏は「『私たちの本山』と親しまれるように、宗派と協力しながら力の限り護持していきたい」と抱負を述べた。
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