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【能登半島地震】炊き出しにプロの味 シェフら1500人に食事提供
※文化時報2024年2月13日号の掲載記事です。
石川県輪島市河井町のフランス料理店「ラトリエ・ドゥ・ノト」のオーナーシェフ、池端隼也さん(44)が、能登半島地震で同町の避難所に身を寄せる約1500人分の食事を、料理人仲間らと共に調理している。一般社団法人えんまん(代表、八幡真衣・浄土真宗本願寺派本光寺副住職)や地元農家から米や食材の支援を受け、継続して行っている。
地震のあった元日夜、消防署に備蓄されていたカップ麺と水を100人ほどに振る舞ったのがきっかけ。店は壊滅状態だったが、仕入れていた食材は無事で、それを使って炊き出しをするようになった。
災害発生時に食事を提供するNGOから食材の提供と料理人の派遣の申し出があり、日本料理やイタリア料理など知り合いの料理人らも協力しているという。
炊き出しは2月末で終了する方針。池端さんは「町のなりわいを取り戻すことが復興。私の店は数年再開できないが、屋台などで営業したい。そうすれば、食材を提供する農業なども元に戻れるはず」と話している。
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