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後半戦が始まる前の記事



・今回のはじめに

雷雨中断の影響で、事実上の折返し地点となった7月25日のホンダロック戦は、今季最多の4得点、日高大の復帰、金大生の第3節以来となるゴールなど、「夏の祭り」に相応しい内容となりました。
11勝5分の勝ち点38は堂々たる首位、他のクラブが前半戦を通して好調期、不調期とある中で、16試合を通して高いパフォーマンスを保ったのは、いわきFCが唯一と言って良いかもしれません。選手層もありますが、監督、コーチ、スタッフ陣の実力が、こうした部分で証明されているのだと思います。

今週末から残り16試合。初戦は0-1から67分間の試合ということで、普段と違った状態からのリスタートとなりますが、この逆境で切ったスタートダッシュは、12月までの勢いをもたらすものと信じ、今回はいわきの地から選手たちを応援します。


・注目選手

具体的な選手名を挙げるのが極めて難しい。全員が鍵と言って良いんじゃないですかね…。サイコロを振ったら4が出たので、4人だけ書きます。順不同です。あくまで全員が鍵です。


古川大悟

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得点ランキング単独3位、得点王を狙える位置にいます。1試合複数得点もあり、コンスタントに得点を重ねてくれる印象なので、後半戦も得点源として期待しています。アウェーヴィアティン三重戦が今月に控えていますので、そこでも鮮烈なゴールが見たいですね。

個人的には今年、来年と2年連続の得点王を狙って欲しいです。


山下優人

嵯峨理久と共に全試合出場を続ける要の選手です。局地戦に強く、攻守に存在感を見せており、代えの効かない選手ランキングがあれば1位候補だと思います。今シーズンはFC大阪戦での同点ゴールがありましたが、個人的にはもう何点か見たいですね。3点くらい見たい。

個人的には、とにかく試合に出続けて、皆勤賞とJFLベスト11の獲得を期待します。


平岡将豪

このままの勢いが続けば10月末にくらいには昇格が…と夢を見るのも良いですが、恐らく正念場が来る事でしょう。その時に輝くのは、やはりこの選手だと思います。取敢えず平岡に蹴っておけば収めてくれる状態は、物凄く胃に優しいので、この先も極限の状態でゴールを決めて欲しいです。

個人的には、今シーズン鈴鹿戦と大分戦で2度の殊勲点を挙げているので、出来ればもう2度くらい、もっと欲を言えば優勝を決めるゴールを決めて欲しいと思います。


田中龍志郎

長きに渡るリハビリを越えて帰ってきた背番号3。背番号3という数字は、いわきFCにおいては筋肉と闘争の象徴みたいな存在です。本格復帰の暁には、目下圧倒的な存在感を見せる江川慶城を上回る貫禄のパフォーマンスを見せて欲しいですね。

個人的には、まずは今季初出場、そして移籍後初ゴール。元気な姿を見せてくれれば十分なんですけど、求めれば求めるだけ返ってきそうなので、多方面で期待を込めたいと思います。



4人挙げたけど、せっかくなので最後にもう1人

田辺陽太

10代選手の加入はチームとして2年ぶり、バイロンや増崎大虎はチーム最年少の座を明け渡す形となりました。いわき市民に最も馴染み深い隣県である茨城の水戸ホーリーホックからの移籍は、両チームのこれからにとっても明るい話題かと思います。北関東を制し更なる上位を伺う水戸と、いわきを東北一の都市にせんとするいわきは、恐らく背中を預ける仲となるでしょう。

カテゴリ的には2つ上からの移籍という事になりますが、今年のいわきFCは失点数リーグ最少と守備は堅調、起用に関しては未知数な部分があります。まずは身体を六周り位大きくして、水戸サポを驚愕させるところから、彼のいわきでの第一歩が踏み出されるのではないでしょうか。


・これからの遠征

東京の感染者数が四千、五千という状態なので、自分が感染した時のリスクよりも、周囲へのリスク、医療リソースの圧迫への危惧という点で、遠征は全部が全部行きますとは言い切れません。

ただし、自家用車での移動や飲食店を使わないなど各自の対策を徹底すれば、スポーツ観戦自体はリスクの高い行動とは思いませんので、ホームゲームの観戦を含め、楽しめる部分は楽しもうと思います。


このご時世、節度より大切な物はありません。スポーツだから許されるとか、楽しんだもの勝ちとか、そういった考えは世間が許しませんから、このnoteをちらっと読んだ方々も、その辺りの苦々しさをみんなで共有しながら、この難局に際して愛するクラブの応援を続けて参りましょう。



上遠野



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