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後半戦ここまでの話


・今回のはじめに

後半戦を5節消化して4勝1分(勝ち点13)と上々のスタートを切ったいわきFC。

対策が本格化する2周目。前半戦で勝利した相手が続いていたとあって、余計な難しさを感じる試合も多かったと思いますが、新たな布陣や起用の成果もあり、後半戦だけを切り取った成績表でも首位に立っています。

他チームのサポーターからは、とにかくパワーで殴ってくる印象を持たれているかもしれませんが、いわきFCは相手に合わせて戦術を変え、相手の弱点を着実に突くという事をしっかりやってくるチーム。
昨季敗れたチームの内、今季は昇格した宮崎を除く5チーム全てから勝ち点3を奪った事から、分析力や修正力も高い力を持っていることが解りますね。

次節以降は、Hondaとの首位攻防戦に始まり、今季2戦2勝の益田会場で待ち受ける松江、逆転優勝を狙う大分、JFL最大の宿敵ソニー仙台と上位陣との戦いが続きます。松江以外はホーム開催(すべてJヴィレッジ)となりますので、市町村民一丸となってぶつかりましょう。


・11得点1失点

後半戦はここまで、ヴィアティン三重戦での1失点のみ。相手のカウンターや崩しの部分から幾度となくピンチを作っていますが、坂田大樹とCBを中心に粘り強く守り、最後の壁を越えさせない戦いを続けています。
一方で得点は9人がかりで11得点、「何処からでも点が入る」を実現しているのは素晴らしいですね。しかしながら、シーズンを通して得点70って5試合で11得点が目安なので、改めて恐ろしい目標だと思う。

ここ2試合は前線に鈴木翔大、古川大悟、平岡将豪、岩渕弘人を先発起用。
吉澤柊ともう1人を最前線に投入し一気に後半勝負をかけるのが前半戦の形でしたが、谷村海那の台頭と金大生の復調により前・後半共に更なる圧力、運動量をかけられるようになっているんだと思います。
変化を支える山下優人、宮本英治の両MFも立派の一言です。特に宮本のゴールは今シーズンを振り返った時にベストゴールに挙げる人が出てきそうな、見事なゴールでした。シーズン終了までに、もう5点くらい決めてくれ。

次節の相手HondaFCは、本当に僅かな隙を物にし、圧力をかわす力を持ったチームなので本当に楽しみです。前節の鈴鹿PGのように、最後まで走り続けることが勝利の大前提となるかと思いますので、ここを一つの集大成として激闘を見せてくれることでしょう。


・ピックアップ

確か最初に見たのは一昨年の冬、第一印象は「こんなデカイのに中盤なのか」と「存外小粋な足元見せてくれるぜ」の2つ。その次に印象深かったのは昨年の夏、居残りのダッシュで1人だけ完全にスタミナ切れを起こし、平澤俊輔の激励を受け続けていた姿。
いわきFCは、走らないことも走れないことも許してくれないチームなので、その練習のキツさ加減は我々の想像の外にあるんですけど、それでも公開練習であそこまでバテている選手は余り見たことがありませんでした。

昨年以降、コロナの影響で選手の人となりが窺い知れなくなった、という事は前にも言及しましたが、直接の交流ができない分、サポーターは試合を通して選手を知ろうとします。
昨年の初先発、高知戦での2ゴール、今季天皇杯ソニー仙台戦での同点など、得点のインパクトは絶大。サトシの部屋での存在感も圧倒的。ここまで振り切った選手は、逆に今までいなかった気がします。

そんな選手が、首脳陣からの評価を得て試合に出続けている。最初のうちはちょっと暖かい目で見ていたようなサポーターも、得点への期待度を上げ、攻守での貢献に対する評価の尺度を変えている。
我々の中にも、20代、変わろうと思った数は星の数ほどあれ、いざ実行に移した試しは無し、なんて人間は幾らでも居ると思うんですけど、実際「応援している選手」という形で目にすると不思議な気持ちになりますね。
言うて、人となりまでは解りませんけど、試合を通して何か伝えて来たなという感想を以て、今回のピックアップでした。


ちなみに私は、ホテルニューオータニの中で迷いに迷った挙げ句、私服で誰のものか知らない披露宴の受付までたどり着いた事があるので、多分、私の勝ちです。



・最後に

妹がヴェルスパ大分のyoutubeにはまってて大体の選手を覚えました。
いわき以外なら何処が好きかという質問に、
母はHonda、父は高知と答えてました。

僕は松江ですかね。



次回「Airは頂いた!一週間使ってみた感想」


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