日記

先週、星野源のオールナイトニッポンを聴いた。
「回答者」という楽曲についての解説にて、
「『ありのままでいい』って難しいでしょ。」
という話があった。

「Let It Go」は、「アナと雪の女王」の文脈の中でこそ響くのであって、
社会の中に生きる人々にとっては簡単なことでもないし、素晴らしいこととも言い難い、そんな内容だった。

私は、”主人公になれる人”を羨ましく思うことがある。
自分が周囲に認められていて、自分がイメージした舞台を視界に広げられる人は、生き生きしている。
私はこのような世界を体感できることが、年に数回あるかないかだ。
とても羨ましい。
(ただ、ほかの人が素敵な世界を広げて生きているかどうかなんて分からないし、私個人の妬みや被害妄想の影響が大きいと思う。)

自分のペルソナの数も仕様もあまり自覚がないし、「ありのままでいい」は心に響かない。どれが「ありのまま」かも分からない。
でも、きっと誰かの胸には響く言葉で、その人は「ありのままでいい」と言われて、心が休まったり、勇気をもらえたりするのだろう。

自分にもそういう言葉が欲しい。それを探して、本を読んだり、音楽を聴いたり、映画を観たりと、エンタメに頼る日々が続きそうだ。

最近聴いた、羊文学/more than words がとても良い曲だった。少しの間、「ありのままでいい」の代役として聴いていきたい。