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薬を間違えて飲んでしまった日記

朝飲む薬を間違えた。夜飲む薬を間違って飲んでしまったのだ。ラツーダという双極性障害の薬である。
ラツーダは食後飲まないと効果が半減するというカードゲームの効果みたいなものがあるので、食後のタイミングで飲まなければならないのだが。これをうつ状態で食欲もままならないときに主治医に言ったら、朝飲んでも大丈夫と言われたので、それを思い出し「ま、いつのんでもOKっしょ!」的なノリで飲んでしまった。

この日は難病の診断書作成依頼のため、車に乗って移動をしていた。言っておくが私は運転してない。親の車で病院に向かっていた。
服用して三十分過ぎただろうか……というところで、いきなり強烈な眠気がきた。抗えなくて瞼がかってに落ちてくる。本当に眠過ぎて、「眠い……」と言ってしまうほどに。頭ががくりと落ちるほど眠かった。病院についても目が開かずフラフラとして、ひたすら「眠い」を繰り返していたので、親が呆れていた。多分病院に来るのがめんどくさいのだと思われていたのだと思うがそうじゃない。
途中診断書の為のお金を下ろすためにATMに寄ったが自分が何をしているのか分からなかった。
受付で依頼をすると、書類を書かされる。この状態で書けるわけがないだろう!と言いたくなったが、駄々を捏ねても仕方ないので寝ぼけまなこ、半目で名前や住所を書いていく。元号のアルファベットがなんなのか分からず困惑した。私は平成生まれだからHだが、それすら分からなった。
さっき下ろしたお金を出し、診断書作成の手続きは終わった。これをしないと難病の治療費が大変なことになるので、やらなければいけない事だが、眠かった。
病院近くのドラッグストアで必要なものを買い物し、コーヒーを飲んだ。多少マシになったと思う。
親に「そんなに眠いんだ」と言われたので、「なんか昔ヒルナミン飲んだじゃん?あの時の……」と思い返した瞬間なぜ眠いのか分かってしまった。ラツーダを飲んだおかげで眠いということを。
ヒルナミンも飲み始めた頃はそりゃまあ眠くて、歩道をフラフラ歩いて轢かれそうになったことがある。そのまま家に帰ってスフィンクスみたいな格好で寝たことがある。
精神病の薬は怖いな〜と思った。私は免許持ってないし、運転できないので心配する必要は無いけど、運転する人は大変だろうな。そこに眠剤も加わり、居眠り運転とかしたらと思うとゾッとする。
みなさんも間違えて飲まないように、気をつけよう!

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