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親の機種変更が大変

親がスマホの画面を割り、携帯会社の保証に入っていたので、2000円で交換になった。かくいう私も本体がWiFiを拾わなくなり交換となった。
移行自体はケーブルで本体を繋いである程度のことは出来るので楽である。もちろんアプリの再設定などはめんどくさいがまあパスワードは覚えているのでそんなに時間はかからない。が、それは私が機械がある程度強いのと若いことがあるので、そんなに苦ではない。しかしシニア、私の両親は60代なのだ。父親は機械をいじっていたし、私にパソコンなどの知識を教えてくれた師匠でもあるので、ある程度はできる。たまに分からないことがあると聞いて来るが頻繁では無い。
とはいえSMSでフィッシングのメッセージが来た時はリンクを開いてIDとパスワードを入れてしまい、あたふたしていて、直ぐにIDとパスワード変えろと言った。そして安易にリンクを開くなとは注意した。
確定申告もやり方が分からないと言って、書類とにらめっこしながらe-Taxをいじって確定申告を終わらせたこともある。親だからとはいえ自分の時間を使われていて結構神経疲れるのでこっちの身にもなって欲しい。しかし父親はそこまでなので苦ではない。
問題は母親である。スマホの使い方はある程度知ってはいるのだが、通知欄は溜まっていたり、タスクを切るという概念がない。機種変をする時は私が移行をするのが恒例となっている。
なにが問題かと言うと、アカウントのIDとパスワードが一致しないことがあるのだ。これは致命傷である。私は常々パスワードはメモ帳に書いておけといってあるし、母親も書いてくれるのだがなぜか一致しない。なぜなんだ。
最近の母親の趣味はTIK TOKをを見るとこである。私はTikTokはあまり見ないのだが、母親はめちゃくちゃハマっていて寝る前ずっと見ている。フォロワーもいて交流しているらしくて、本当に生きがいらしい。それはいいのだがこの前アカウントが消えた!といって騒いでいた。自分から削除しない限り消えないはずだが、機械に詳しくない人はひとしく何もしてないのに消えたという。
画面割れの端末変更で各種アプリの移行をして、本題のTikTokをやろうと思ったら何も無いアカウントがでてきた。これはなんだ?と言ったら、Googleに登録してあるやつだと言う。だとしたらフォロワーがいてもいいだろう。このGoogleのアカウントはゼロである。電話番号は登録していないと言う。母親はGoogleアカウントを四つ持っているのだが、全部バラバラにパスワードを管理している……なぜなんだ。その登録してあるパスワードも違いますと出てくる。私はなにも分からないので、四つのGmailを片っ端から総当りでログインを試して見た。ひとつは引っかかって、母親が消えたーと言ったアカウントが復活した。復活したというか消えていないのだが……。そして肝心の今のアカウントは何に連携しているのか。アカウント情報をみるとメールアドレスが載っていない。なんで?じゃあメールアドレスで登録してないじゃん。と思いLINEでログインしたのでは?とやってみたら今のアカウントがでてきた。母親は感謝していたがこっちは知らない人のアカウント探しで結構神経が疲れた。どうも母親はGoogleのパスワード保存を適当に押しているみたいだ。簡単にそんなことするんじゃないよ。見極めろ。
コピペもできないようではスマホ使うの大変だろ……と思ってしまう。
携帯ショップに行けば職員がやってくれるのだろうがお金がかかるし、この世代の人達はだいたい子供に頼むらしい。私はお駄賃を貰っているのでまあめんどくさいけど金貰えるならいいやの精神でやっている。お金貰えない時は外食にいったり。そんなことで貰うなんてみみっちいやつだなと思われそうだが人の時間を奪ってやってもらうのだがらそれ相応の対価は貰って当然だらう。慈善事業じゃない。
両親も60代になり、死んだ時にパスワードが分からず困ることも無きにしも非ずだから、父親はFaceIDを私に登録してあるしパスワードも教えてくれる。
シニア世代の機種変更は大変である。子供がいるか、機械に強ければなんとかなるだろうが、いなかったら金を払って携帯ショップに行くしかない。これからどんどんデジタル化していく世の中で、両親のような世代は大変だと思う。しかしながらコピペもできないやつがやり方は分からないけど普段はできるのに〜と言われるとイラッとくる。そんな今日の四時間だった。

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