2cmの違い
2012年にフリーランスになって以降、週に2日は契約先のオフィスで、残りはイベントや取材以外はどこで仕事をするかは自由で、自宅やカフェ、ホテルなどいろんな場所で仕事をしていましたが、今年の2月以降はイベントや展示会の激減に加え、感染リスクを考えるとカフェで仕事をするのもはばかられる状況になり、自宅のデスクにいる時間がグッと増えました。
そこで気になっていたのが、デスクの高さ。どうも足のやり場が安定せず、気がつくと変な形で踏ん張っていて足が痛くなります。気になってデスクの天板までの高さを測ったところ、70cmでした。これは1971年にJISで制定された標準高さですが、日本人の平均身長が伸びたため、1999年以降は参考値となり、72cmが主流です。もしかして、と思い、カマボコ板のような木片を切りそろえて脚の下に敷き、2cm嵩上げして座ってみるとビックリするぐらい姿勢が変わりました。たった2cmの効果に驚くとともに、人が接する物の微妙な違いをきちんと理解することの重要性を改めて肌で感じました。
もしよかったら文具王の活動を応援していただけると嬉しいです!