卓上ロボットの卓上のコント「名前」(葱山紫蘇子)

タクミ・タクレ「どーもー」
タクミ(以下ミ)「卓上ロボット1号のタクミです。」
タクレ(以下レ)「同じく卓上ロボット2号のタクレです。」
ミ「僕ら、机の上に置いて利用できる、コミュニケーションロボットのコンビなんですけど。」
レ「こんなん置かれたら邪魔でしょー。ご飯食べるとこあらへん。」
そんなこと無いわっ!そんな、机、狭ないし僕たちも大きないわ!
っていうか、そんなん言うたら僕らの存在、全否定やんか!」
レ「あ、そう?それは失敬失敬。」
ミ「失敬失敬って、君は明治の文豪か!僕ら、21世紀のロボットやで!
と、まあ、こんな感じでやらしてもらってるんですけど。
今日はね、僕たちの名前だけでも覚えてもらいたいなあと思って。
僕はね、卓上のタクと、右側のミを足してタクミいうんです。
ねー、いい名前でしょ。
相方はタクレ、言うんですけど、そういえば君の名前の由来は何なん?」
レ「卓上のタクと、レゾンデートルのレでタクレです。」
ミ「レゾンデートルって何?え?そこは、英語で左の意味のレフトからとったらええんとちゃうのん?」
レ「レゾンデートルは、フランス語で存在価値という意味です。」
ミ「へ、へー。あ、そう。なんか、かっこええね。」
レ「存在価値のあるロボットになりたいと思ってます。」
ミ「ええこと言うやんか。」
レ「僕ら置いたら食べるとこあらへんけど。」
ミ「全否定すなー。もうええわ。」

ミ・レ「どおも、ありがとうございましたー!」

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