けさけさ、死んじゃったって。(七寒六温)

犬でもない猫でもない蛙でもない生き物けさけさ。

皆さんも1度はけさけさを見たことがあると思います。それがけさけさと気付いていないだけで。

綿あめのようにふわふわとした毛に全身覆われた四足歩行の生き物

そうです
あれがけさけさです。

けさけさは、江戸時代から日本に生息していました。あの3代将軍家光様も可愛がっていたそうです。

けさけさは冬眠はしませんが春眠はします。4月から約2ヶ月間、自らで土に穴を掘り、蜂やカエルなどの敵から身を隠して生活します。

ミネラルとタンパク質が豊富なけさけさは蜂とカエルにとっては貴重な栄養分です。

ちなみにけさけさは食事を必要としません。自身の持つ栄養素で一生 生きることができます。

エサ代不要。糞便をしないことから、近年ペットとしての需要が高まっているそうです。

我が家のけさけさは、今朝 息を引き取りました。3歳と3ヶ月でした。

覚悟はしていました。
けさけさは寿命の短い生き物だという事を知っていたからです。

けさけさは平均寿命は2年。長くても4年しか生きません。

食事を必要としないことが寿命の短さと関係しているのかは分かりません。けさけさについて分かっていないことは多いのです。

私と過ごしたけさけさは幸せだったでしょうか? 生きづらくはなかったでしょうか?

けさけさは日本語を話せるわけではないので、分かりません。僕自身も日本語しか理解できないので、けさけさを責めることはできませんが。


息を引き取る前、けさけさが「サンキュー」と鳴き声を発していましたが、僕にはそれがどういう意味なのか理解できませんでした。

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