見出し画像

イスラエルの支持者は「道徳的堕落者」 ~世界最悪のテロリスト国家~

まあた、あいつらが、やらかしましたね。

最高指導者ハメネイ師は国営メディアで報復を宣言。ハメネイ師の軍事顧問を務めるデフガン氏はツイッターで「殺人者を急襲し、その所業を後悔させる」と述べた。

ザリフ外相はツイッターで、暗殺にイスラエルが関与したことを示す「重大な形跡」があるとした上で、国家ぐるみのテロ行為を非難するよう西側諸国に要求した。

マサチューセッツ工科大学、名誉教授のノーム・チョムスキー氏は、嘗てイスラエルの支持者は「道徳的堕落者」だと喝破しました。つまり、彼が言うには、その支持者である大多数の日本人は、道徳的堕落者だということになります。

テロリストは分裂した

米大統領選では、醜い争いが繰り広げられておりますが、これをどっちが正しいかという視点で見る人が多いことに私は、日本人の国際政治に対する知識レベルの疎さをもろに感じます。

彼らが「今まで世界にいったい何をしてきたのか」を見ていれば、そのような見解になるはずがありません。

アメリカの2大政党の共和党と民主党は、つい最近までイスラエルの支配を甘んじて受け入れてきました。しかし、彼らは2015年辺りに分裂、世界的な抗争を繰り広げるようになったのです。

イスラエルによるヨルダン川西岸への入植拡大に関し、国連安全保障理事会が非難決議を採択した。米国が拒否権を行使せずに「棄権」を選択したことは、オバマ政権の性格を特徴づける判断のひとつであり、重大なことでもある。
 バラク・オバマ大統領はこの問題が政治的なものであるにもかかわらず、個人的にわだかまりを持つ相手への攻撃手段として利用をした。また今回の米政府による判断は、国際社会の左派層がイスラエルに対して強い抵抗を持ち続けていることをうかがわせた。

 非難決議案を提出したエジプト政府はイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相から圧力を受け、一時は撤回の姿勢を示していた。この問題にはドナルド・トランプも介入し・・

2016年の大統領選挙では、イスラエルが勝ちました。だから、トランプが選ばれたのです。

インタビュアー:メディアは、選挙結果の予測を大きく誤りましたね。

チョムスキー:必ずしもそうとは言えません。メディアは僅差でクリントンの勝利を予測していました。実際、一般投票はその結果通りだった。メディアや世論調査が予測できなかったのは、時代遅れの政治システムが、保守的なグループに想像以上の大きな権限を与えているということです 。

人類の未来―AI、経済、民主主義 (NHK出版新書 513)

そして、彼らは世界的に右派(保守)勢力を台頭させ、左派を追い詰める世界戦略を開始しました。

トランプの当選と英国のEU脱退の国民投票、そしてヨーロッパ全域での極右の台頭には間違いなく共通点がある。 ナイジェル・ファラージ、マリーヌ・ルペン、オルバーン・ヴィクトルといった、極右のリーダーたちは、すぐにトランプの勝利を祝福し、彼を”仲間”と認識した。この展開には恐ろしいものがある。

『誰が世界を支配しているのか』 ノーム・チョムスキー

日本の安倍政権ももちろん、その戦略のひとつでした。しかし、彼は逆らったので首になりました。(恐らくね。)

イスラエルを非難する勇敢な者たち

分裂抗争に陥っているとはいえ、彼らが公然と元同胞を批判することはありません。

イスラエルや米ホワイトハウス、米国防総省、米国務省、米中央情報局(CIA)、バイデン氏政権移行チームは、いずれもコメントを控えた。

イラン、核科学者暗殺で報復宣言 イスラエル関与「重大な形跡」ロイター

日本のメディアはもちろん、偉い学者やジャーナリスト?とかいう人たちも、イスラエルが何をしても総スルー、彼らが怖くてたまらないのです。カッコ悪~。

しかし、米国政界には、世界最悪のテロリストであるイスラエルを公然と批判する人たちが出てきています。その代表が、「民主社会主義」運動の先鋒、サンダース上院議員。

「西アジアで平和に貢献するということは、現在イスラエルに存在する、人種差別主義の過激な政府を支援しなければならないという意味ではない」とし、「ガザで起こっていることを見るがいい。人々はそこを離れることさえできない」と続けています。

米国若者のリーダーになりつつある、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員は、弱冠31歳ながら、世界最強のヤクザを相手にひるみません。

2018年5月、ガザ地区とイスラエルの国境沿いで抗議活動を行ったパレスチナ市民に対し殺傷力の高い武器を使用したとしてイスラエル国防軍を非難、「虐殺だ」とツィートした。

2018年7月、PBSの番組『Firing Line』のインタビューで「(イスラエルとパレスチナの)2国家共存案 (Two-state solution) に賛成します」と述べ、ヨルダン川西岸地区にイスラエルがいることは「パレスチナを占領 (occupation) している」と発言した。この「占領 (occupation)」という言葉は、数多くの親イスラエル団体やコメンテーターらの反感を買うこととなった。

タブーに真っ向切り込む「男前」は、イルハン・オマル下院議員。

11月に初当選したばかりのオマル議員はツイッターで親イスラエルのロビー団体である同委について、米国の政治家にお金を払ってイスラエルへの支持を取り付けていると投稿したことから、共和、民主両党の批判を受けていた。ペロシ下院議長を含む下院民主党の指導部は、反ユダヤ主義は非難に値するとして謝罪を要求していた。

かっこいい~!

そして、最も重要なことは、現在の若者たちが彼らを熱狂的に支持しているということなのです。これが、今国際政治に起きていることです。

これは、私たちの未来を決定する重大な事実です。

私たちも国際政治にきちんと目を向けて、ノーム・チョムスキー氏にいつの間にか「道徳の堕落者」と呼ばれていた、なんてということがないようにしたいものです。

「たとえ黒いものでも上の者が白と言えば白になる」

「長いものに巻かれろ」

日本には、そんな言葉もありますよね。私は、その考え方自体悪いとは思いません。ただ、彼らはもう間もなく、「長いもの」ではなくなると思います。

その時、私たちは単なる「愚か者」になってしまうのではないでしょうか。

私は、正義感に溢れてこの記事を書いている訳ではありません。そうなる未来が見えるから、書いているのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?