東大文学部のエッセイ

東京大学文学部now 科学を愛する文学部生です。 大学の研究では科学の進歩と人間社会…

東大文学部のエッセイ

東京大学文学部now 科学を愛する文学部生です。 大学の研究では科学の進歩と人間社会の繋がりを包括的に捉え、来るべき人新世での人類のあり方を考えております。 読書感想+αを投稿していきます。

最近の記事

天体物理学者カール・セーガン

カール・セーガンという天体物理学者がいた。 彼が生きた時代は20世紀で、私が産声をあげた時には既にこの世界の住人ではなかった。しかし彼が司会を務める科学ドキュメンタリー“コスモス“を見て私はサイエンスという世界の虜になった。私のような人が世界中にいて、その中の誰かがきっとまた人類の尊大な活動を受け継ぐであろう。そして、また次の世紀に科学の神秘のバトンを繋いでいく。 カールセーガンは番組の中で語った。「人類は遺伝子の2000倍ほどの情報を詰め込める脳という貯蔵庫に飽きたらず

    天体物理学者カール・セーガン