ベトナム一人旅 part5
概要
クチトンネルに着く前が前回ですので、
着いたところからです。
そんな前回
旅行2日目〜続、続クチトンネル編
バスが走り、ツアー場についた。
クチトンネルの入り口について、チケットを渡された。
まずは戦時中の武器(主に銃)の展示品を見た。実銃を見たのはここが始めてで、ひそかにテンションが上っていた。
その後ツアーの入口となる地下道を通ってスタッフにチケットを渡した。
小さなパンフレットを貰った。日本語が書かれていたと思う。
地下を通り、また地上に出た。
外は森の中で、地面は土で、木の平屋などがあった。
洞穴に作られた集会所のような、広い空間に入った。
基本的に観覧する場所は地下の穴の中になる。だいたい40~50人くらいは入れそうな空間だったが、ガイドさんと参加者の日本人3人にはとても広く感じた。これが全盛期は一杯になっていたのだ。。
ここではベトナム戦争時の映像を見た。クチの地域が戦場のときの映像で、とても古い映像だけはわかった。あまり内容は覚えていない。
その後、また周辺を回ることになった。戦争に使われた罠を見た。落とし穴が4パターンくらいあり、手作りで、足を踏み入れると穴に落ちるものだった。(落とし穴が何パターンもある必要は不明)落ちたときを考えると、とても痛々しかった。
戦車を見たり、戦時中のいもを食べたりした。
戦時中に使われた一人用の隠れ穴に入ることになった。
ツアーの醍醐味の一つらしい。
これは地面に文字通り人一人分の穴を掘り、隠れたり奇襲をかけたりするのに使ったらしい。
第二の目玉の戦時中に使われたというトンネルに入ることになった。
これまた中は真っ暗で、細身の人がしゃがんで勧めるくらいの広さしか無い。中腰よりももっと姿勢を低くして進むのがやっとくらいの高さと、両手の半分くらいしか幅がない。閉所が苦手な人にはとてもとてもおすすめできない。自分も一瞬このまま閉じ込められたら。。とゾッとしたほどだ。空気も薄く、これまた恐怖の時間だった。ちなみに全盛期はこれの半分の広さしか無く、考えただけでも意識が遠くなった。
地上に出れた。何をしにきたんだろう。戦争って大変だよねを感じに来たのか。
そう思うと銃の音が聞こえてきた。そう、これをしにきたのだ。
撃っているではないか。
射撃場で実銃を打つことになった。撃った銃はAKとm16という2つの銃を10発ずつで、およそ7000円くらいだった。ちなみに単発で撃ったのでまったく違いは分からなかった。
銃を打つ際には耳に防音用のヘッドホンみたいなのをする。正式名称は知らない。それほどに音が出るのだ。隣にインストラクターみたいな人がいて、「up」だのなんだの言っていたと思う。確かに的には当たらない。とても反動を抑えきれなかった。それどころではなかった。これまた緊張やら暑さやらもあったが、そもそも銃の玉が詰まっていてトリガーを押しても全然打てないのだ。1発打つたびに轟音が響くためいちいちびっくりする。長押しでフルオートみたいなのは禁止なのか、1発撃っては玉が詰まり、をびくびく繰り返して撃つことになった。
その後、バスへ戻ることになった。来た道を戻り、バス出発までしばし近所のメコン川とやらを眺めていた。とても広い、色は茶色の異国の川だった。周りには陽気な曲が流れているのに、メコン川を望むように作られたお店の席は人一人もいなかった。また切なくなった。
バスが出発することになり、またしばらく2時間くらい走ることになった。
流石に一日外にいて眠かったが、眠らせてくれないガイドさんにまた質問攻めを強いられた。
帰りは市街地に近づくにつれ渋滞が起きていた。
「Rush hour」という単語を外国人向けのガイドさんが前の席で言っていたのが聞こえた。ちなみに前の席のガイドさんはほとんど運転手と話しており、参加者の中東系の人達はほとんど寝ていた。なんなら2人席に横になっていたと思う。
このとき、救急車が走ってきた。案の定か、例えば日本だと車が止まるか、端に寄ったりするが、これが一切ない。なんなら救急車が道のバイクや車を避けて端の歩道を走るのだ。(そういえばバイクも普通に道が混むと歩道を走っていた。)ベトナムで救急車を呼ばれなくてよかった。
しばらくするとちょうど朝来たベンタイン市場周辺で降ろされ、解散した。
この日は様々な出来事があり、端的にまとめるととても楽しかった。目的も果たせたし、ガイドさんにベトナム事情も聞けたしで非常に満足だった。この日だけでも来た甲斐があったと思う。
part6 へ続く
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