見出し画像

「希望の郷 東村山でのダンス日記20201228」

仁田晶凱です。障害者福祉支援施設「希望の郷 東村山」での2020年最後のダンスクラスでした。

といっても、来週2021年1月4日にはもう新年のダンスクラスが始まります。そしてもちろん職員さん達は年末年始も施設で働いていらっしゃるかと思います。
「エッセンシャルワーカー」という言葉がいつの間にか常用語になりましたが、職員さん達は福祉士であり、そのひとりなんだなぁ、と改めて感じました。いつも本当にご苦労様です。

今回のリーダーは山崎、アシスタントは仁田でいつもと同じく、45分を2コマ行ってきました。

楽しく踊りすぎてマスクが息苦しくなってしまいそうになりますが、引き続きマスクと手洗い、消毒を徹底して利用者さん達と一緒に踊りました。

前回の日記と同様、今回も大変なカオスっぷりでした。とはいえ2コマとも最終的にはみなさん楽しく踊ってくれて、むしろいつもよりも上手くいったんじゃないかな、とクラス後に山崎と話していました。



クラスが始まる前に、いつもより早く教室に入って来た利用者さんがいました。ひとりの職員さんはその人に付きっきりで、「今日は少しご機嫌ななめみたいです。」と教えてくださいました。
いつも物静かで穏やかなその利用者さんは、確かに落ち着きがなく、いつもと様子が違っていましたが、寄り添っている職員さんは横に座って手を繋いでいることで、利用者さんに安心を与えていたように見えました。

初めてこの施設でのダンスクラスを担当した際に、最初はすごく落ち着いていたある利用者さんに、クラスの後半にいきなり腕を強く握られてしまったことがあります。その時の話を職員さんにした際に、
「教えてくれればわかるんですけどね、言葉で。でもそうはいかないから。ただ、たまに分かりますよ、分かるようになってきました。怒っているとか、不安だとか。なんでそうなったのかとか。」

その職員さんが優しく利用者さんに寄り添い、肌の下で理解している姿は強い優しさと頼もしさに満ちていました。最初に書いた労いの言葉なんかじゃ足りないくらい、本当に大変で世の中に必要不可欠な職業です。



Co.山田うんは2020年も希望の郷 東村山でダンスクラスを毎週月曜日に行ってきました。
ダンスを通して福祉の分野で何ができるかを考え、メンバー一同試行錯誤しながら、毎回利用者さん達と向き合っています。
また来年からも変わらず、メンバー週替わりでダンスクラスを行っていきます。

**********************************

Co.山田うん新作「コスモス」映像版
イープラスにて来年1月3日まで配信中です。
年末年始のこの時期に、おうちでぜひお楽しみください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?