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入院の記録⑦右乳房全摘出 術後3日目(退院指導、ドレーン抜去!)

※入院中(10月中旬の)書き殴ったメモを元に書いてます。

朝の5:30くらい、外が明るくなってきた。
だんだん目が覚めてきた。

まずトイレへ向かい、お湯をとりに給湯室へ。
お湯やほうじ茶などボタンを押すと出るやつがあって
とっても便利だった。運動がてら、とても活用した。

お湯を飲んで排便できるよう準備をする。
家だったら絶対でているけど、ちょっとまだだな。

(便の話ばっかり汚いと思うかもしれないけど入院中は便秘は大敵!)

いつもと違う環境でまず便秘になりやすいし、便秘になってしまって力むのも術後は痛みがあるので辛い。快便に越したことはない。
もしも便が出なくて苦しくなったら、いや苦しくなくても
 早めに看護師へ相談するのが良いです。←現在の心の声がうるさい…

朝までの夜勤担当看護師だったNさん、実はわたしの担当でもあった。ベットサイドにあるネームプレートに主治医の隣に担当看護師も書いてあった。

なにをしてくれるのかというと退院指導をしてくれる人ということだった。退院後の生活について、術そうのケアについて。

『退院後の生活は、家事、育児、介護、仕事、趣味等における動作において禁止動作はありません。』という言葉から始まるように
食事や内服薬など特に今まで通り生活をしてもいいという内容だった。

Nさんが最後にペラッとしたプリントを一枚出してきて
リハビリ体操についても説明してくれた。

「痛くても、痛み止めを飲んででも毎日やってくださいね。」
「2ヶ月は続けてもらって、固まっちゃうと腕上げれなくなることもあるので頑張ってくださいね!」
終始優しく丁寧に教えてくれ、明日退院になるわたしに
「お疲れ様でした。」と頭を下げて挨拶をして退室していった。
(こちらこそおせわになりました。夜勤お疲れさまでした。)

リハビリ2ヶ月、ちゃんと頑張ろう!と思った。

そうこうしているうちに朝ごはんの時間!
入院中は暇なので、ご飯の時間がなんか嬉しい。

今日は日曜日、ご飯が到着して一口食べたその時、
知らないドクターが来て回診、
「お食事前に!!」とドレーンを抜いてくれた!

正直、リラックスしてるとこに心の準備ができてなくて
すごく怖かったけど無事に抜けた。
ドレーンの管は排液を外へ出すようになっているので
(軽く陰圧がかかっていくようなイメージ)
抜けた途端、ぷしゅーーーーーーーーと音がなって
風船の空気が抜けたみたいに、少し脱力した。

身軽になったはずなのに少しだけ寂しくなった。
いつも一緒だったドレーンのことを想った。
『さようなら、でもありがとう。これからは自分で頑張るよ。』

ドレーンが抜けると腕がすごい上がる、でもまだ痛い。

午前中に夫にやっぱり持ってきて!と昨日持ってきてもらった
iPadとキーボードを使ってnoteの記事をひとつ書いた。

時間が経つのがあっという間だった。
「くもをさがすを読んで」
今も1番上に📌で留めている記事がそれです。
入院中にすごい集中して書いたのを今も覚えています。

13:30 シャワー!
ドレーン抜けたところガーゼをとって優しく洗う。
朝まで小さいチューブが入っていたのに、一応は塞がっている。
丸い傷口は確認できる。怖いけどこういうもんなんだよね。
シャワー後部屋へ戻ってドライヤーしてたら
日勤の看護師きてくれて絆創膏をしてばっちしOK!とのこと。

傷はドレーンとこも手術したとこもきれいといつも言われる。嬉しい。

入院生活も慣れてきた。おまけに同室の方々が退院して
今日は広い4人部屋に1人で過ごしている。
今日は夜はゆっくり寝れそうだな、と考えていたら…

日曜なのに入院してくる新しい患者さんが!
看護師からも大きい声で話しされててどうやらご年配らしい。
その方がとってもチャーミングで可愛らしい方だった。
1人になったタイミングでご挨拶をして、
お互いの病気のことを色々とお話しした。

夜になると20分以上歯を磨いている様子がわかる。
テレビを見ながらまあまあ大きい独り言を言っている。
(これがなんだか可愛くて面白いのが伝わるだろうか…)

3人で一部屋にいるよりも2人で一部屋にいると
なんだか気まづい気がしていたけど、

マイペースに過ごされている同室のUさんに
ほっこりしながら気楽に夜を過ごすことができた。

もっともっと面白いことがあったけど
それはわたしとUさんの思い出としてとっておこうと思う。

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