Fumijirou 文次郎

小説を書いたり、日々の雑記、読書記録など。

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マガジン

  • 創作小説

    短編や長編の作品をまとめました。

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    読んだ本の紹介や感想を書いてます。

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    個人出来に日々感じた物事や、気づきをまとめました。

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    観た映画、好きな映画を紹介します。

最近の記事

著者近況

少し身の回りのことについて書こう。 春から夏にかけての季節が一番憂鬱だ、それなのに何故気温が上がるのにつれ世界の彩度が上がるのかが不思議だ。 自転車で川沿いを走っている時、手前の山は空は雲は、こんなに青かったっけ?となる、それが毎年夏も悪くないかもと勘違いさせるのだ。 仕事を終えて昼飯を食べ、雑務をこなして昼寝し、その後図書館に作業しに行くのが最近の日常だ。その時間帯は自転車を転がしていると近所の小学生の下校と合わさる。 図書館までの道すがら前方に小学生たち、、前を見ず

    • カラカラ (短編)

      20.00才、私はなんでこんな所に居るんだろう。見渡す限り、砂、砂、...ずっと広がる砂漠。あっ私を送ってくれたキャラバン... もう市へ行って戻ってきた、と言う事は私は丸2日歩いてきたのか。  水がもう無いどうする?あのアシュバールハムセンに1瓶貰うか?... それとも...大丈夫きっと何もなくても市へ辿り着けるわ、「わたしは死なない」 「オーラーッ!!」「カランッカランッ!」 キャラバンとすれ違う一時ハムセンが訊く、「カスミ水持ってないね」ハムセンの黒い瞳を見る。 「大

      • [思考の整理学を読んで]

        思考の整理学を読んで、面白かったから感想と自分の考えを書こうと思う。 まず外山先生の文章の持つ面白さ豊かさは、自身の確かな経験と知識に基づきながらも謙虚であることだと思う。 主張が激しい自己家発本の様に価値観や考えを押し付けたり、強制力がある文章で不安を煽ったりしていないから安心して読み進められる。 「私はものを考えるときにこう言った癖や習慣があるんだけど、読者の方はどうだろう?思考の整理、流れやパターンといった根本的なところを本書でじっくりと一緒に考えようじゃないか。

        • 現世は夢 夜の夢こそ 真実

          江戸川乱歩がサインを求められるとき書いた言葉として有名だ。 この言葉の意味はそのまま、[現実が夢となり、夢が真実または現実になる]と言うことだ。 この言葉を聞いた読者の方はどう感じただろう? 受け入れがたく、飲み込むのに時間を要するかもしれない、頭がおかしい、空想にふけってないで現実を見ろと思うかもれない。 僕はこの言葉を知った時、完全に腹落ちした。僕はこれまで長い時間をかけてこの言葉を受け入れる準備をしてきたんじゃないかと言う程に。 現実と夢、現実と虚構、言い方はなん

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        記事

          木星の月 (短編)

          7月31日(快晴)「早瀬さんは今日から3日間、有給ね」 事務所を出ると太陽が真上にいる、日傘日傘、鞄の奥に埋もれていて、中身を全て出し日傘をとる。この間に横断歩道は赤色になってしまった。 横断歩道を渡り、日傘を畳む、建物の入り口からは、冷んやりとした空気があふれている。 コーヒーコーヒー、「アイスコーヒーの一番大きいの一つ、やっぱり二つください」 それはテイクアウトの紙袋に収まりがいい。 B2階、駐車場の空気は作ってない冷んやりで好きだ。車車、柱の隣に一切の濁りの無い、ク

          木星の月 (短編)

          好きなことを言語化できない。

          花屋のバイト中の会話。 「そういえば君読書が趣味って行ってたけれど、何か好きな本とか面白い本はあるの?」 「この前、村上春樹の[羊を探す冒険]って本読みましたね」 「どんな話?」 「三十路の会社員が主人公で、舞台は70〜80年代の東京と北海道で、主人公は羊を探すんです」 「へぇーどんな所が面白いの?」 「、、、その頃流行ってた音楽が出てきたり、主人公がバーでオムレツ食べたりする所です、、、」 「、、、眠くなりそうだね、、、」 これはまずい、読書感想文だったらE評価押されてし

          好きなことを言語化できない。

          メイズランナー

          ご無沙汰しています、いかがお過ごしでしょうか? 自分は半年以上続いたバイトを遂に辞めて、背中にのしかかった疲労が落ちしていくのを感じながら、「さて、時間があるし映画でも見ようか」 と、メイズランナーを観ました。 小学生の頃仲の良かった子におすすめされて、金○ロードショーで一回見たのですが、何故か最後まで見れなかったので、今回は一回で全部観ました。 主人達は巨大な壁に囲まれた場所に閉じ込められ、1日に一回壁が開きその中の迷路を選ばれたランナー達が探索する、けれども3年かか

          メイズランナー

          長い長い話

          映画でも漫画でも小説でも長い物語が好き。 お話は必ず終わるもの、見終わった後の疲労感、カタルシスを感じつつも、一度目の感覚は二度と味わえない寂しさも同時に感じなくてはならない。 長い物語だと日々にささやかな楽しみをもてるのだから、このグイン・サーガと言う小説は現在148巻まで続いてる見たい、僕が最新巻に追いつく頃にはきっと三十路だ。

          贅沢な憂鬱 (短編)

          仮 1章1篇 「やぁ、君はいつも贅沢な悩みを抱えているね、僕らからして見ればきりんの悩みなんてほんのちっぽけなものなのに、そんなことで悩んでいる君が心底羨ましく思うよ」  彼はそう言いながら僕の隣で信号を待っている、君が僕に言ったんだ、「きりんは全て与えられてるから、悩みなんてないのだろう?」 僕の悩み、悩みとは?、ネガテイブなのは常日頃だし、物事を悲観的に考えるもの自分でもうんざりしている。これは僕だけのもので、僕が抱えてるもの、君がそうやって尋ねるから「悩みはある、けれ

          贅沢な憂鬱 (短編)

          今朝見た夢(グロ注意)

          結構深めな悪夢を見ました。 無機質な空間に大量に並べられた、巨大な肉片、異様な匂いに夢の中なのに吐き気がして、目が覚めそうになったけれど、目覚めたかったのに、覚めることはなく、うめき声が聞こえてふと振り返ると巨大な鉄の鳥籠の中に数体の人間が入っており、じわじわと殺されていた。 そこで「あぁこれは人の肉なのだ」 と確信して、死臭と虐殺される人の声のせいで吐き気が止まらなくなって。 隣にいた誰かの手を引いて、多分歳が近い少年か少女かわからない、走ってその場から逃げ出して、け

          今朝見た夢(グロ注意)

          自己紹介

          本格的に小説を書くにあたって、読んでくださる読者に僕の文章を届けられたらと思ってアカウントを作りました。 僕は自分のことを語るのが得意な人間ではないのですが、簡単に自己紹介します。 本を読んだり、映画を見たりするのが好きです、あと眠ることも好きです何時間でも寝てられるのですが、わざわざ起きて生活しています。 大きな古い家で1人で暮らしています、友人からは羨ましがられるのですが、時々寂しくなります。