見出し画像

そして

惨敗の京都ハンドメイドマルシェを振り返ると、まあ、いろいろ思うことはあり、いろいろ思案することもある。

売り上げが成績表だとしたら、あたしは劣等生で、これはなかなかにつらい。

経済で言えば、経費がだいぶかかっていて、多額の赤字となって、これもシビアにつらい。

そんなのやめておしまい、と誰かに言われたら、ちょっと返す言葉をくちごもりそうだ。

けど、そんななか、2日目にきてくださったこのかたは、文袋をどれも可愛いと褒めてくださった。

画像1

そして、ウール地のショルダーをお求めくださった。薔薇の模様の裏布も気に入ってくださった。

世界中のだれからも求められてないような気分で帰った前日があり、その翌日にこの笑顔で文袋を迎えてもらえたということが、もう、それだけでいいやって思うほどうれしかった。

そのあと、店番を頼んだ息子がもうひとつ売ってくれて、つまり、ふたりのひとはこれがいい!っておもってくれたわけで、それまでの透明人間になったような気分がようやく霧消した。ありがたかった。

そしてその後、SNSにあげたブースの画像を見て、ふたりのかたからお問い合わせがあった。文袋を望んでくださっていた。ありがたい。

画像2


卑屈になりそうな情けない自分をどう奮い立たせるのか、思案し、反省して、どっぷり落ち込んだ気分の底を蹴ってなんとかうきあがるしかないな、と思っていたが、こんなふうにすっと差し伸べられる手にひっぱりあげてもらっている。

次元の低いお話かもしれない。金儲けのセオリーからは大はずれだ。なにやってんだか、なんだけど、それでも、捨てる神あれば拾う神あり的心持ちで、感謝するばかりだ。

ありがとうございました😊


読んでくださってありがとうございます😊 また読んでいただければ、幸いです❣️