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ぞくっとする。

「大邊男」

これは人の名前である。姓は大辺、名は男。おおべ ますおと読む。俳優 大河内傳次郎の本名である。

Wikipediaにはこうある。

戦前を代表する時代劇スターの一人であり、阪東妻三郎、嵐寛寿郎、片岡千恵蔵、市川右太衛門、長谷川一夫とともに「時代劇六大スタア」と呼ばれた。サイレント期は、伊藤大輔監督・唐沢弘光撮影のトリオで『忠次旅日記』『新版大岡政談』などの名作を生んだ。悲愴(ひそう)感ただよう演技とスピード感あふれる殺陣で、従来の時代劇スターの定型を破り、人気を不動のものとした。当たり役は丹下左膳で、トーキー時代の作品では地元の豊前なまりで「シェイハタンゲ、ナハシャゼン(姓は丹下、名は左膳)」と言う決めゼリフで人気を得た。戦後は大物の助演者として活躍した。京都に大河内山荘を造営したことでも知られる。

丹下左膳が当たり役で、知らないひとがいないくらい一世を風靡したひとなのだろうが、先日亡くなった田村正和さんのお父さんが阪東妻三郎さんだから、と考えると、このひとの世界は、時代をいくつか遡る。

嵐山から嵯峨野へ抜ける竹林の先にその大河内山荘がある。時代を分け合っていくように進む。スターの隠れ家は京都市内を見下ろすように建っていた。

そして、そこでこんな写真に出会う。

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