口(くち)

歯や歯茎の病気の第一段階は歯垢の形成です。歯垢とは歯にくっつくゼラチン状の多糖類やタンパク質のフィルム中の細菌の集合です。
この細菌は糖分を酸に分解して歯のエナメル質を腐食させます。最悪なのがスクロース(しょ糖)です。
予防法の一つは口腔内を清潔にすることを含めて、歯磨き、歯垢の定期的な除去、虫歯の元となるジャンクフードや甘いジュースの摂取をやめること、全粒穀物の摂取、繊維質の食べ物の摂取、細菌に対する対抗力を高める一般的な対策、、とありきたりではありますが地道な努力が必要です。

ちなみに石器時代には虫歯はわずか4%だったが、イギリスがローマ帝国だった時代には12%に増加している。この時代、細かく挽いた小麦粉が使われ出して甘味を美味しいと感じ出したはず。数百年後ローマ人が去ると虫歯発生率は5%にまで低下。16世紀には砂糖が安価で身近に使われ出した為再び虫歯の発生率が高まっている。つまり高度に加工された食物をとらなければ虫歯はほとんどないが現代の高度に加工され(栄養素が偏ってかつ少なくなっている)、糖分を多く摂ることで虫歯の発生率は爆発的に増えた。。ということです。

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