漫才 「ステラおばさんの対義語」
「クッキー好き?」
「え?クッキー好き。」
「なら話は早いんですけど、ステラおばさんの対義語って何かなとつくづく思うんですよ。」
「うーん…論の飛躍はあまり良くないかと。最初から説明お願いしてもいいですか?」
「ステラという名の西洋のふくよかな中年女性がね焼いてる西洋の煎餅のね…」
「あ、ステラおばさんもクッキーも分かりますよ!そこはご心配なく」
「じゃあ対義語ってわかるかな?ちょっと難しいか、ずーっとお城に閉じ込められてたんだもんなぁ…」
「いや私ラプンツェルじゃないから。一応義務教育は履修済みなので」
「ああそう。じゃあ話は早いんですよ。」
「さっきからそれやめて?ステラおばさんはわかる。対義語もわかる。2つ組み合わせるとわからないのよ」
「あ、ショートケーキハンバーガーが美味しくなさそうみたいなね⁈」
「馬鹿みてぇな料理でよくわからない例え出してきたんだけどこの人」
「なんとなくalright!」
「うわ矛盾してそう」
「じゃあ私がステラおばさんの対義語かなぁって思ってるのを言うのであなたは実機に徹してもらって」
「パチスロの話してる?」
「人の細かいミスいちいち指摘するの良くないよ」
「ああうちの相棒漫才の基本分かってないんですけど。ジャッジ、ですよね?あなたが言いたかったのはね?」
「ステラおばさんの対義語、1!」
「あ、会話の基本も分かってなかったわ」
「ステンドグラスお爺さん!」
「ねぇ絶対対義語ではないじゃん⁈」
「2!薄色サングラスお父さん」
「百歩譲って類義語よ?」
「3!寸止めでびびらすお兄さん」
「お父さんの血もろ引いてんじゃん」
「スレンダーグラマラス姉妹さん」
「ここは血の繋がりが薄い!」
「スライドガラス従兄弟さん」
「もはやさん付けてるところにしかステラおばさんへのリスペクトが感じられないのよ」
「炭火焼きローストビーフ」
「言ってる矢先に呼び捨て肉だぁ…」
「砂肝アイスシャーベット」
「ショートケーキハンバーガーみたいに言うな!」
「相撲レスラー」
「もう帰っていい?」
「スーパー銭湯アイドル」
「じゅ、純烈⁈え、純烈?」
「スーパー銭湯4人組男性アイドル」
「めっちゃ純烈強調してくるんですけど」
「ダ・カーポ」
「え?楽譜に書いてるD.C.の記号のこと?」
「スロット狂い母さん」
「家族構成紹介に戻った!!ダ・カーポって確か反復って意味だよね?え、そういうこと⁈」
「以上がステラおばさんの家族構成、およびステラおばさんの好物紹介となります」
「えーーーー!!ステラおばさんの対義語知りたいっていうフリに見合わないその発言は流石に斬新すぎるのでは⁈ねぇそこの革命児こと相棒!この漫才、君ならどう締める⁈」
「Fine(フィーネ)」
「まさかの楽譜オチ!ということで一旦やめさせていただきます。」
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