此の河は絶えず流れゆき

タイトルは、椎名林檎『月に負け犬』より引用させていただきました。
林檎さんの曲で、ずっと一番好きな曲で。出だしの歌詞にシンパシーを感じていたのですが、今この時、歌詞全体が身を締め付けるような思いです。

私がnoteを書かなかった、書けなかった間に、世の中の空気は急変しました。まさに、有事。
私の仕事も顕著に影響を受けました。当然です。今は身体の健康優先。ただ、この事態が、心にじわじわと影響を及ぼすし、それが行動化される事も増えることは、想定しておかなければな。
(ただ…きちんと終いをつけられないまま、関わりを終わりにせざるを得なかったケースがあるのは、とても辛いです)

トイレットペーパーの件とか見てると、ほんと皆不安なのがわかります。
報道も…安易な切り取りして、煽ってるな、と感じるものもあれば、一定理路整然と伝えていると思えるものでも、「◯◯だけが悪いというのか!!」と怒っている人もいて。
身近なところでも、そうです。怒りをぶつけられる事が、顕著に増えました。私も、人間ですから(笑)、それに対して感情が動きはしますが、「有事に理性が働かなくなったんだろうな」「不安を、怒りという形で表現しているんだろうな」と、一歩退いて見るようにしています。

もちろん、こんな時だからこそ、なるべく穏やかに、今できる事を精一杯やっている方々も見受けられます。
有事ですから、何もモヤモヤが無いわけはないので、そんな方々が、気持ちを抑えこみすぎて、潰れてしまわないことを願います。いや、私の立場では、願うだけじゃなく、アクションを起こしていかなければならないのですが。

しんどい気持ちは、吐き出してよいと思います。
でもその目的は、「心の整理」だから、
自分がスッキリするために、やみくもに他者に怒りをぶつけたり、他者を悪者にしていいというものではなく。
じゃあどうすれば、と問われると、一人ひとり違うだろうし、今の私には、うまく表現できなくて。「適切な形で」みたいな、抽象的なことしか言えなくて、申し訳なくなるのですが、、
心は自由ですから。自分との対話で、信頼できる人がいるならば、そんな人との関わりの中で、気持ちを解き放つことができれば、なんて思います。

私は、音楽を聴いたり、映画を観たりしながら、泣いたり笑ったりしています。
過去に参加したライブを思い出したりしながら。また必ず、あの場所に戻れると信じて。
時は流れているからねどんな時も。