恋人関係

2年前に彼女ができた。俺は今年29歳になる会社員だ。彼女と出会ったのは俺の働いている職場だ。彼女は会社の受付をやっている
俺の一目惚れだった。思い切ってアタックしたら渋々OKをくれた。
彼女の名前は千穂、最初は千穂さんと呼んでいたけれど付き合い始めて半年呼び捨てで呼ぶようになった。千穂は俺の2個下だ。俺は千穂からたけるさんと呼ばれている。そろそろさん付けはやめて欲しいがなかなか慣れないようだ。付き合い始めてかれこれ2年経つが彼女の素っ気なさを感じ始めた。
メールしても1日返ってこない事があったり仕事帰りに食事に誘っても用事があると言われ断られる事も。倦怠期ってやつなのかわからないが俺は千穂にたくさん貢いできた。誕生日には会社員の俺には少しきついブランド物のアクセサリーなどをあげていた。デートの時は身に着けていてくれていた。
それも最近身に付けなくなってしまい飽きたのかと思ったが直接は言えなかった。
ある日の休日俺は一人カフェでコーヒーを飲んでいた。窓際の席で外を眺めながら飲んでいると千穂が歩いていた。あれ?と思い急いでカフェを出た。
後ろをついていき声をかけようとすると見知らぬ男性に話しかける千穂。
誰だ?すごい親しそうだった。それに見慣れない服や、アクセサリー。
俺は後をつける事にした。すると二人は手を繋ぎホテルに入っていった。
唖然とする俺。非現実過ぎて急いで自宅に帰り千穂が嫌いだって言っていたやめたタバコに火をつけ少しむせたが吸ってしまっていた。見なかった事にしたかったのだろう。携帯を持ち千穂にメールをしようとしたが手が止まった。「なんて送ればいいんだ?お前が男とホテルに入っていく所を見た」とストレートに言えるわけでもない。俺は携帯を投げベッドに潜り込みモヤモヤしたまま寝に入った。それから千穂から距離を置いた。受付で会っても挨拶のみ、付き合う前の関係みたいになっていた。それからと言うもの休みの日は千穂の尾行が趣味になってしまった。「今日は質屋か、何か売るのかな?」千穂が出た後、店に聞いてみると俺があげたアクセサリーやカバンが売られていた。俺は利用されいただけだったのだ。高いものを買わせ売りながら他の男とデートをしていたのだ。俺はわかってしまった。何もない日にこれが欲しいと写真が来てブランド物の人気のバックや財布やアクセサリーだったのを。それを平気な顔で売り他の男と楽しい時間を過ごしいていた。許せない。これは罰が必要だ。さて、これからどうやってあいつを追い詰めて行ってやろうか、今夜から計画を立て始めよう。楽しみだ。地獄を見せてやる。

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